2014年8月24日日曜日

DTM&作詞セミナーへ

DTM&作詞セミナーを受講するため村井楽器さんへ伺ってきました。講師は、DTM講座を青木繁男先生、作詞講座は、早川矢寿子先生。DTMとは、デスクトップミュージックの略。現在では、電子楽器だけでなく生楽器もマイクを使って録音できるDAW(デジタルオーディオワークステーション)と呼ばれる音楽ソフトを主に使ってパソコンで音楽制作をすることを指しています。
近年、流通している音楽のほとんどが、このDTMで制作されています。DTMは、一般に「打ち込み」と呼ばれてパソコン任せで何でも簡単にできるようなイメージがありますが、非常に幅広くとても奥深い世界です。ある程度使えるようになるには、楽器のように修練が必要です。 パソコンの性能が良くなり、以前なら高級で個人では手が出せないような機材もパソコンのソフト内でできてしまうためプロとアマで使う機材の差がなくなりつつあります。
また、メジャーレーベルのアーティストCDも自宅個人スタジオで録音して最終調整のミックス、マスタリングのみ本格スタジオで行うというプロセスを経て制作されているという場合も増えているようです。

実のところ僕は、このDTMやシンセの音作りは苦手分野なのです、、、。プチカミングアウト。「えっ、電子オルガンやってるから得意でしょ?」と思われがちですが、電子オルガン奏者の基本は打ち込みを多用しないライブ演奏で、打ち込みは苦手なのです。
(注:打ち込みが得意な電子オルガン関係の方もみえます。)電子オルガンとDTMは、同じ電子楽器のカテゴリーに分類されますが楽器としての開発や音楽作りの基本コンセプトが対極にあり違うのです。
ですのでDAWソフトも、手弾きを多重録音して修正して使う程度だったのですね。しかし、最近の音楽は打ち込みならではの音の質感、風合いやサウンド(音響)デザインが非常に研究されており、現場でも求められています。
昔は、打ち込みをメインに仕事をされるマニュピレーターという方もたくさんみえ、その多くが分業制(作曲:編曲:演奏:マニュピレート&プログラマー)で行われていましたが、機材の進化により作曲方法が多様化し、一人である程度音源を作り込むという時代になりつつあります。
これはどういうことかというと例えばループと呼ばれるベースやドラム、コードの短い一定パーターンを何度も流しながら、サウンドを作り込み、その上で心地よいメロディーや上モノを作っていくという方法です。
ヒップホップやテクノ、EDM(エレクトロダンスミュージック)などがその典型ですね。
こうした手法は、一部のジャンルのみでしたが違うジャンルでも応用されて今までにないような新鮮なサウンドが作り出されています。
僕は演奏や作編曲メインだから打ち込みは苦手だからと目を背けていてはダメだとパソコンと音楽ソフトを入れ替えたのを機に一念発起。そんな矢先、今回のセミナーの情報を知り受講しました。最近、歌ものの曲の作編曲依頼も増えてきたので同日開催の作詞講座も受講してきました。詩とメロディの関係性について少しでも深めることができればと思ったからです。一方、DTM講座の方は、ショートカットなど効率的な操作方法は、ガイドブックにも掲載されていますが、あまりに多いので、ソフトの機能の基本概念説明の上で実際の工程を見ながらよく使われる実用的な方法を学習でき、とても参考になりました。

質問コーナーでは、たくさん質問でき抱えている疑問を解決できました。この分野は、変化が激しく常に勉強しなければならないことが山ほどありますが、より良い音楽を届けられるよう頑張りたいですね。

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