2015年4月29日水曜日

ファンタジアコンサートへ

ディズニーファンタジアコンサート(演奏:名古屋フィルハーモニー)を鑑賞するため愛知県立芸術劇場へ行ってきました。ファンタジアといえば、クラシックの名曲に独創的なアニメーションを付けた名作映画です。今回のコンサートは、オーケストラの生演奏ということでアニメーション映像をどのようにシンクロ(同期)させるのか興味がありました。指揮者台の近くにモニターTVのようなものが設置されており、カウントが表示されて指揮者は、その表示を見ながらクリックを聴きタクトを振るというシステムのようで、ピタっと映像と音が合う感じはまさに「ファンタジア」でした。また、オーケストラによるクラシック曲のホール演奏には珍しくマイクが多数設置されてPA(音響)も使用していました。通常、遠いと聴きづらいハープやチェレスタといった楽器もはっきり聴こえたように思います。このところ休みなく作業や準備に追われていたため少しリフレッシュできました。

2015年4月25日土曜日

バックコーラスパート作成

ボーカルレコーディングを行いました。何と今回の楽曲製作依頼は僕の依頼案件としては珍しいハードロック。それもツーバス(ダブルベースドラム)の激しいヘビメタ。僕の手弾きですがディストーションギターも勿論入ります。子どもの頃、発表会でボン・ジョヴィを演奏したことを思い出してしまいます。でもテイストはヘビメタだけどメロディラインは僕らしくなったかなと思っています。女性と男性のボーカルレコーディングを行い、どちらも単旋律(メロディ)を録音を行いました。
 録り終えた後、DTMソフトの音程修正の機能を使用し、音程をメロディと全く違う音程に移動させバックコーラスパートを作成しました。メロディから実際レコーディングしたボーカルの音で色々な音程を試すことができ、より良いコーラスを作ることが出来ます。これを録音現場でやろうとすると相当、時間を使うし歌手の人も試しているうちに疲弊してしまします。かといって事前にボカロで歌わせたり楽譜を作成しても、実際に歌ってみたらうまく響かないなんてこともよくあります。音程修正というと、積極的に使ってますと言えない機能ですが、今回は積極的活用法の一例かもしれません。
今やクラシックCDもミスした部分だけ差し替えたりすることもザラだそう。昨今、音響処理技術については色々考えることがありますね。この他にも、ココは原由子さん風にリードボーカルをダブらせてみたり、浜崎あゆみさん風な声にしてみようかな、サザンの桑田さんぽい声や音程にしてみようかなとか色々やってみました。音程高くすると何かマッキーぽいなと色々発見もあります。何とか完成できホッとしています。
  色々な案件が重なり要領の悪い僕は時々折れそうになりますが、一つ一つ片付けていくしかありません。とにかく何とか乗り越えれるよう頑張りたいと思います。

2015年4月20日月曜日

第九練習

中村公園近くの中村文化小劇場で第九練習でした。このところ色々なプロジェクトが重なってしまい、同時進行のため精神的、体力的にもきついですが何とか乗り越えたいです。
 


2015年4月10日金曜日

犬山市堀部邸へ

犬山城下町国登録有形文化財旧堀部家住宅へ会場下見を兼ね打ち合わせに伺ってきました。この4月から古墳歴史公園のイベントなどでお世話になっているNPO法人古代邇波(ニワ)の里・文化遺産ネットワークさんが「木下城伝承館堀部邸」と命名して運営を行うにあたり開館 記念式典&内覧会を行うそうで、その時に祝賀演奏を依頼されたためです。いくつも広い趣きのある部屋がたくさんあり、まるで時代劇のセットのようでした。僕の事務所にある照明機材も持っていき、夜間にイベントを行う場合、どういう感じになるかリハーサルもしてきました。このところ、色々な準備や打ち合わせに追われる日々ですが身体に気をつけ何とか乗り越えたいです。
↑昼飯大塚古墳歴史公園完成式典より。

2015年4月9日木曜日

ミュージカル「海のふしぎ」レポート

先日上演された大垣市音楽祭リトミックGifu創作ミュージカル「海のふしぎ」のレポートです。今回のミュージカルのテーマは「海」。僕の心にも色々な思い浮かびます。潮干狩り、海水浴、サーフィン、シュノーケリング、ダイビングといった身近なレジャー、マリンスポーツといったイメージも勿論あるのですが、命を育む「母なる海」といったイメージもあります。
 音楽を担当させて頂く上で大事にしたかったことは、色々な海の表情を音楽や音で表現するということです。電子オルガン演奏による音楽の良さは、電子楽器ならではの自由な発想による多彩で豊な音色選択や音響効果、電子楽器でありながら弾き手の感情をストレートに反応し伝えるライブ感と合奏効果にあり、その音楽特性を生かした舞台音楽作りを目指しました。また、演出担当の出崎拓哉先生の依頼で、波の音をサラウンド風に音を出してほしいと要望があり波の音も色々な波の音を用意し、4本のスピーカー別々に色々な波の音が出るようにしました。
 また、開演前にはサラウンド風の波の音とは別にイルカやアザラシ、クジラなど色々な海洋生物の鳴き声を別々のスピーカーから出しました。僕は、この鳴き声を準備する際に、YouTubeなど色々な映像で鳴き声を聞き研究しました。「へ〜イルカやクジラ、アザラシはこんな鳴き声をするのか〜!!」と思うと同時に楽しそうな声にも聞こえるが何か悲しそうな声にも聞こえると思ったのです。残念ながら僕は、動物の発する言葉を理解する能力はありませんが、脳裏には地球温暖化で住処(すみか)を失ったアザラシの赤ちゃんの映像が浮かんできたのです。



 このミュージカルには、キャラクターとして色々な魚たちが登場します。魚というと僕はすぐ美味しく食べるということ想像してしまうのですが、この時ばかりは海の生態系や環境破壊を真剣に考えたのでした。ご来場頂いた皆様はもちろん、出演する子ども達にとってもこのミュージカルを通してまた別の視点から「命のつながり」を考えるきっかけになって頂けると良いなと思いました。代表の出崎恭子先生をはじめスタッフの皆様、保護者の皆様には、本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。 写真を鈴木惇志さま、長谷川さまよりご提供頂きました。厚く御礼申し上げます。

*ビデオ担当の鈴木さまは、垂井町で邦楽イベント『芸楽まつり』を企画・主催されています。→芸楽まつりサイト



 
↑クジラの歌声

↑心の海を表現した前奏曲「ETERNAL~愛の海~」ライブ演奏動画












↑<ビデオ撮影担当の鈴木さまより提供> 
*特殊効果の紙吹雪やメタルテープはクジラの潮吹き、レザー光線は波のゆらめきやきらめきのイメージです。(特殊効果協力:安井正規音楽事務所)






















↑<記録写真担当の長谷川さまより提供>

第九練習

日響楽器岐阜支店長良センターさんの教室をお借りして第九演奏会に向けて電子オルガンのみで合わせ練習でした。今回の編成も電子オルガン2台と打楽器という編成で4楽章を演奏します。電子オルガンの共演者は、僕と同じ大学出身で以前にも共演させて頂いた山田さんです。難曲を一生懸命練習してくれ嬉しく思っています。良い演奏会になるよう頑張りたいです。

昨年の第九演奏会の様子

2015年4月8日水曜日

熱田神宮へ

打ち合わせのため、熱田神宮宮庁さんへ。ここに訪れると美しい木々に癒されます。小学生の頃には年に一度の写生大会へ絵を書きに来たり、お盆には母方の実家が熱田神宮に近いので祖父母に敷地内にあった蓬莱軒さんへ連れてきてもらって食事をしたりと色々な思い出がよみがえります。また、現在では時折演奏の機会を頂くなどご縁も感じています。

2015年4月4日土曜日

大垣市音楽祭リトミックGifu創作ミュージカル「海のふしぎ」無事終了!!

ありがとうございました。大垣市音楽祭の一環としてスイトピアセンター文化ホールにて行われたリトミックGifu創作ミュージカル「海のふしぎ」での演奏が無事終了しました。また、後日、詳細リポートをお届けします。
   







前奏曲「エターナル〜愛の海〜」解説
混沌(こんとん)とした心の海に一粒の雫が落ち波紋を起こす。
その波紋は、やがて大きな波の渦となり嵐を呼ぶ。
心の海は割れ、目覚める。愛という永遠に続く大海原に旅立つのだ。

<作曲の経緯>
「エターナル〜愛の海〜」は、既存のオリジナル曲をミュージカル「海のふしぎ」用の前奏曲(序曲)として心の海のイメージに改変した作品である。世界は「あなた(他者)と私(自分)」という関係性ですべてが成り立ち、いのちといのちは、永遠に繋がっていく。そんな心的情景を音楽として表現することを試みた。
 女声ソプラノ独唱によるヴォカリーズ(歌詞を伴わない母音唱)は、「母なる海」や「海の女神」をイメージし「命の源」を象徴している。
 楽曲後半に現れるオーケストラのユニゾン(同じ旋律を異なる楽器で一斉に演奏すること)風の音色で力強く雄大に奏されるメロディは、主人公が自分と引換えにしても他者を守りたいという(我を捨て自然や他と一つになること)、いわば自己犠牲の愛を描くこの物語のクライマックスシーンでも<愛と運命の音楽>として使用されている。