2016年5月31日火曜日

照明機材下見

コンサートで使用するLED照明機材の下見のため業者さんに伺ってきました。
  イベント開催日は、僕の事務所の所有照明が他のイベントでレンタル貸し出し予約が入っており重なっているため台数がいくつ借りることが出来、いくらでお借りできるかなど早めに把握しておきたかったからです。
 以前お願いした業者さんは、催事の先約が入っているとのことで、新規で業者さんを探しました。イベントやコンサートの日は、繁忙期だと重なる時が多いので機材や業者さんの予約や準備は早めに行わなくてはならないのです。また、催事の予算と採算を合わせなければなりません。
  一口にLED照明と言ってもムービングタイプ、パーライトなど色々な種類がありますが、下見に行った業者さんのパーライトは野外対応の防滴仕様でズームのきく作りのしっかりしたものでした。色々な準備に追われる日が続きますが、身体に気をつけがんばりたいです。


2016年5月30日月曜日

講演会打ち合わせ

7月に愛知県内の音楽がご専門の公立学校の先生方を対象にした研究会にて講演依頼があり打ち合わせをしました。 「テクノロジーと音楽教育」という演題で講師として演奏を交えながら講演をさせて頂く予定です。
普段、教育関係の依頼ですと打ち合わせも学校で行うことが多いのですが、今回は研究会会長の先生(普段は小学校の校長先生をされてみえます。)に僕の事務所にお越し頂き、実際に音を出して今の電子楽器の音やシステムをご紹介させて頂きながら打ち合わせを行いました。
  社会人になり、ご縁で時々こうした講演依頼を頂きますが、大学時代には、とある先生から「あなた滑舌悪くて聞き取りににくいわ!!」とご指導頂いたり、「舌足らず」と言われたことがあり自分の思いを話すことにコンプレックスを感じていて、TVのアナウンサーさんとか憧れがあります。
 公立学校の先生方を対象にした音楽研究会での講演は、熱田文化小劇場で開催された名古屋市音楽教育研究会・名古屋市音楽研究会の総会で演題「音楽が育む豊かな心〜学校教育における即興表現の可能性〜」をテーマに講演およびレクチャーコンサートをさせて頂いたことがあります。 この時よりは話すスキルが上がっていると良いなと思っていますが、、、。どうなるか?僕にとって想いのある講演会になりそうです。頑張ります!

2016年5月25日水曜日

レコーディング

新曲よさこい曲「そして未来へ」の歌入れレコーディングでした。自分の故郷を想うようなつもりで!と歌ってくださった歌磨呂さんは、歌詞からイメージを膨らませ歌い方や声色を工夫して熱唱してくださりました。
昭和と今時の新旧アニソンテイストを取り入れつつ、和風よさこい曲をと考えイメージばかり先行し、日本の音階を全く使用せず作曲したので途中ちゃんとまとまるかどうか心配しましたが歌磨呂さんが特撮ヒーローソングのアニキ風に熱唱くださったおかげで曲が何とかまとまりそうです。
あとは、コーラスパートを入れミックスすればいよいよ完成です!

2016年5月23日月曜日

打ち合わせ&リハ

タンゴ&ポピュラー、シャンソン歌手なかにし陽子さんのサマーディナーショーでの演奏の打ち合わせ&リハでした。今年は、7月7日開催ということで七夕の夜をテーマにロマンティックなショーをお届けしたいとのことでした。なかにしさんは、コンサート活動の他にも愛知銀行CMソング「愛は素晴らしい」作曲・歌唱やラジオ番組のレギュラーDJを担当されるなど精力的に活動されています。良いショーになるよう頑張りたいです。 写真は、これまでのディナーショーの様子です。













なかにし陽子さんのホームページ

2016年5月21日土曜日

打ち合わせ

バトンチーム「ナゴヤゴールデントワラーズ」スタッフの佐古先生が音源制作の打ち合わせのため春日井市より僕の事務所にいらしてくれました。ナゴヤゴールデントワラーズは、通称NGTと言って世界選手権大会入賞をはじめ第一回から全国大会に連続出場している、この分野の先駆けチームです。東海地方に多数の系列教室があり、シニアのチームの他、中学生部門、小学生部門のジュニアチームも全国大会にエントリーされています。
今日は、僕の好物のアイスクリームを差し入れに持ってきて下さりました。僕の事務所に来てくださる皆さんは、気を使って下さって色々差し入れを持ってきてくださるのですが、ダメなんです、、。僕にエサを与えないでください。余分な所がメキメキと成長してしまうのです。(汗)
冗談はさておき、メールやインターネットでほとんど済ませてしまう時代ですが、ゆっくりお茶をしながら顔を見合わせ打ち合わせすることの大切さも感じます。
音楽家をはじめアーティスト、クリエーターは、もちろんコダワリや信念がなくてはならないのですが、僕は相手の心に寄り添える音楽家を目指しています。
今日は、この打ち合わせのほか、午前中から請求書を作ったり事務仕事もしつつ、音楽製作系の仕事をづっとやっていて1日があっという間に過ぎてしまいました。
*写真は、電子オルガンを演奏する佐古先生です。


2016年5月18日水曜日

アレンジ佳境&DTM



















打ち込みの画面。もう少しDTMテクニックを磨きたいところ。
これからフラムやゴーストノートと呼ばれるグルーブ感やニュアンスを出す
隠し味的な音を追加していきます。

引き続き、よさこい曲のアレンジ作業に追われています。今回、アニソンをテイストを入れるためアニソンの名曲のアレンジを分析、研究しているのですが、改めて「ははあー!!よく出来ているなあ!」と思っています。

最近のアニソン楽曲を分析しているとメロディーとアレンジがセットになって出来ている楽曲が多いと感じます。
これはどういう意味かというと、通常、伴奏が「ジャッジャッジャジャン!!」と一斉にアクセントを演奏する「キメ」と呼ばれるものがメロディのフレーズそのものがキメになっていたり、メロディーが転調を誘発する伏線となっているのです。
また、サビ前でエネルギーを十分ため、サビで一気に爆発させるというように、短い1コーラスの中で起承転結のようなものがちゃんと感じられます。

メロディが自然と伴奏の展開を指示くれるかのような曲になっているのです。
でも計算されているのに、わざとらしくない、、、。
こういうタイプの曲はどのような行程で出来ているのだろう?と興味や探究心が湧いてきます。
きっと、コンペを勝ち抜き、練りに練られた楽曲なのかもしれません。
 
 もともと僕がオリジナルを書き始めたのは、自分が電子オルガンで演奏することがきっかけでした。
 その頃は、まさか作家として自分の曲を人に演奏頂いたり、歌ってもらったり、踊ってもらったり、テレビなどメディアに使ってもらったりという展開になるとは、夢にも思ったこともなかったです。

 依頼を受け作曲する場合、「〜風に」とか「〜ぽい感じ」とか発注者の希望が必ずあり、それに応えることも、もちろん重要ですが納期という制約も守らなければなりません。音楽は、終わりのない道であり、もっとこうしたいという欲求との闘いなる時もあります。また、予算内に収めなくてはなりません。
近年のDTM(デスクトップミュージックの略)の進化は著しく、自分の場合、DTMスキルを作曲とともに向上させることが必須だと感じます。色々、研究すればするほど自分に足りないものが見えてきてます。
仕事を頂いた時、心がけていることがあります。それは、そのプロジェクトで小さくて良いから新たな挑戦をするということです。挑戦する以上、研究しなければなりません。今回の挑戦は「歌謡曲(アニソン)のメロディラインの分析・研究」といったところです。

曲のタイトルは、「そして未来へ」に決まりました。同時進行で別の案件もあり、大変ですが頑張りたいです。


↑オリジナル「信長が翔る!」は、演出の先生から、とにかく大河ドラマOP風に!!とリクエストがあり作った曲です。
この時は、舞台音楽なので20曲近くを数ヶ月で書かなくていけなくて
中々大変でした。劇伴を専業とされている作家さんはもっと過酷なスケジュールで作曲しているかと思うと本当に頭が下がります。
























































↑気晴らしに、松坂屋美術館で開催されている
〜マーガレット・別冊マーガレット 少女マンガの半世紀〜
「わたしのマーガレット展」に行ってきました。
少女マンガって読んだことなくて大きな瞳に
星がたくさんというイメージがありましたが、
ギャグ漫画とかオカルトっぽい作品もあって中々興味深かったです。

2016年5月12日木曜日

仮歌&キー合わせ






















<歌い手>歌磨呂さん

先日から取り組んでいるオリジナルよさこい曲の制作ですが、仮歌やキー合わせのため依頼している歌い手の「歌磨呂」さんが事務所に来訪下さりました。奥様も来て下さりました。

  Jポップやアニソン(アニメソングの略)など近年の歌謡曲の特徴として、1コーラスの中で転調(キーが変わる)するものが多くなっています。よくあるのが平歌(サビ以外の部分)とサビでキーを変えるという手法です。この手法は昭和の時代から見られた手法で、平歌の歌のキーのままサビを続けると、高くなりすぎて歌えなくなる、かと言ってサビに合わせて平歌のキーを下げると今度は低すぎて歌えないというジレンマを「サビ下げ」と言ってサビのキーを下げることによって解消します。
 
この手法が進化・発展し、サビのキーを下げるだけでなく「サビ上げ」といって、キーを上げることによってテンションを上げたり、高揚感を煽る効果を狙うといった手法もあります。(注意:曲クライマックスのサビの繰り返しで転調するものとは違う。1コーラスめのサビでキーを上げて、ハイテンションを狙う。)
特に最近のアニソンには、イントロ、1コーラスまでで3回、4回とキーが変わるような転調のオンパレードでより斬新で刺激的な楽曲も多く見られます。

 転調テクニックも、シークレット転調と言ってキーが変わっていることを聴衆に気づかれないようにするもの、理論に裏付けながら緻密に計算しつつ、予告コード無しに突然転調することで「ハッ」とシーンチェンジさせるもの、落ちサビ(後半のサビ前で伴奏が急に静かになる部分)でキーも一緒に下げ、サビに戻った時にキーを上げ、テンションを上げるもの、その他「ん?どう考えてもゴリ押しだろ!!」という転調のものまで様々な手法があります。

参考リンク:アニメ「ワンピース」のOP曲の作曲家・田中公平さんのブログ「美しい転調」

 また、アニメオープニング動画のタイトルテロップやカット割り、効果音とシンクロすることで、衣装早着替えやページがめくるようにシーンが次々と展開し1分半の限られた時間の中で、より飽きさせず惹きつける工夫がされているように感じます。

  今回の楽曲は、子どもにも楽しめるようなアニソンのテイストを取り入れた楽曲を目指しており、そのような現代的な手法と子ども達の保護者の世代(40代〜)にも馴染みのある往年のアニソンテイストを織り交ぜながら最終的によさこい演舞曲として完成できればと思っています。

 歌い手の「歌磨呂」さんは、よさこい活動もされてみえた方で今回の曲をとても気に入って下さり「ギャラ(謝礼)は結構です!!」と仰りましたが、「依頼する⇨対価が必要」というのが僕の事務所の考え方です。
あえてボランティア手弁当と銘打つものを除き、サークル活動や同じ志を持つもの同士がバンドやグループを結成し活動するというのではないのですし、依頼案件は予算を考慮しつつオーダーに合わせるということがポイントだと考えています。 自分の意思で好きな曲を好きなように歌うわけではないので、練習で相手を拘束する時間、交通費(ガソリン代)など考えれば対価が必要であると思っています。

歌磨呂さんには、「アニソン界の帝王」と呼ばれる水木一郎さん、「ドラゴンボール」の影山ヒロノブさん、「聖闘士聖矢」の山田信夫さん、「北斗の拳」のクリスタルキングさんを足して割った感じで!!とメチャクチャなオーダーをしてしまいましたが、「頑張ってみます〜!」と答えて下さりました。

僕の事務所では、時々こうした歌モノ案件があり、歌い手、作詞志望、プレーヤー(ギターやドラムなど)志望、動画編集志望の方がみえましたら、随時募集しておりますので、ご連絡ください。(インターネット環境、レコーディング環境が整っていれば遠方、学生でも可。)
すぐ依頼案件や仕事を紹介斡旋できるわけでも、保証できるわけではありませんが、依頼があった時に随時相談させて頂きます。
また、簡単な照明&音響オペ、搬出入、僕が関係するコンサートのお手伝いも同時募集中です。
 すぐ「無理!!」と言わず「出来るか出来ないか分からないけど、まずはやってみよう!!」というチャレンジ精神や好奇心旺盛な方、探求心がある方、自分の世界を広げたい方、スキルを磨き実績を積んでみたい方など、基本的な一般常識を身につけた情熱やヤル気のある方を希望します!!
肝心なギャラ(謝礼)についてですが、世の中には時間給にしたらもっと良い仕事がたくさんあると思いますが、人生経験として素晴らしい出会いに巡り会えるかもしれません。当方としては、まず考えうる色々なリスクもお話しさせて頂き、お引き受けは、その上で判断・決定頂ければと思います。
長いブログになってしまいましたね。それでは、またー。

2016年5月8日日曜日

アニソン風に!?



















 先日から取り組んでいる「よさこい曲」ですが何とかゴールデンウィーク中にデモを作り納品出来ました。クライアントさんからも、方向性についてOKが出てこれからアレンジ作業です。上記の写真は、歌詞の一節です。
 今回の案件、作詞をお願いしたり、歌い手さんを探したりとマネージメントも僕がしています。僕の事務所から依頼する場合、金額、プロジェクトの大小に関わらず、まず予算の提示、入金日などをお伝えしてから、プロジェクトのイメージ、作業、納品締切りなど作業内容の具体的な打ち合わせに入るようにしています。こうした作業プロセスに至るには、様々な経緯があるのですが依頼を相談する相手が不安な気持ちのまま、プロジェクトに取り組めば持ちうるパフォーマンスやモチベーションが低下し、プロジェクトそのものの品質の低下につながると考えるからです。また、依頼をお願いする相手の意思にそぐわない対価以上の負担をかけることも、信頼関係を壊しかねませんので、工程ポイントで小まめに合意を得るよう心がけています。
つまりお互いが納得した上でプロジェクトを遂行するということ心がけているということです。こうして記事にすると、すごく当たり前のことですが、これが中々難しいことでもあるのです。自分の気持ちを素直に表現できる人ばかりではないですし、特に相手が大人なら本音と建前、アーティスト&職人気質ならプライドとコダワリというものに立ち向かっていかねばなりません。心の声に耳を傾けたり、コミュニケーション能力が必要なのです。
 さて、クライアントさんからは地域のイベント等で子どもさん達にも楽しんで踊ってもらえるような曲をとご要望を頂いていますので、アレンジや曲想には子ども達の大好きなアニソン(アニメソングの略)風のテイストを入れようと思って制作を進めいます。
 アニメというと僕たちの世代は、「ドラゴンボール」、「北斗の拳」、「シティハンター」「エヴァンゲリオン」などが人気で、テーマ曲も名曲ばかりです。その中で、僕は特に「聖闘士聖矢(セイントセイヤ)」が大好きで、オープニングテーマ曲「ペガサス幻想」は、今聴いても心が熱くなるのです。2012年からや1年くらい放映された続編となる「聖闘士聖矢Ω(オメガ)」は、早朝6:30からの放送でしたが年甲斐もなく少年時代を思い出して見入っていました。思わずサントラ(中古)までアマゾンで注文してしまいました。(汗)当時、お小遣いでは超合金性のオモチャは買えず、プラモデルで我慢してたなーとか僕の星座は蟹座だけど、蟹座のキャラクターが悪役で残念だったとか思いだすと懐かしいです。
当時は全編ロックテイストだった「ペガサス幻想」もリニューアルされていて「アテナ(女神)」を想起するソプラノの声がフューチャーされていたり、新たにボーカルには中川翔子さんを起用しつつ、オリジナルの山田信夫さんも起用するところなど、僕たち世代にはグッとくるアレンジ、演出で心がときめきました。
 僕もワクワクしたり熱く燃えるような(注:「萌える」ではない。)曲が書きたいものです。
  


*GW中、モリコロパークで行われていた「全日本うまいもの祭り2016」にも
行ってきました。スゴイ人でした。






   















アニメ聖闘士聖矢OP曲「ペガサス幻想」
   ↓


リニューアル版「ペガサス幻想 ver.Ω」
     ↓
 


ライブ版



子どもの頃、高くて買えなかった超合金製のおもちゃ。
僕はプラモデルで我慢していましたが。
今でいうとフュギュアみたいなもの?
戦闘用スーツ「聖衣(クロス)」には
ブロンズ、シルバー、ゴールドと階級があり、
着用者もクロスによってランク付けされるストーリー設定。
この時代、他にミニ四駆も流行っていて改造車とか作って
遊んでいましたね。





















原作どおりに非着用時に
戦闘用スーツ「聖衣(クロス)」が
守護星座の形に変形するのを再現している所がミソ。
オブジェっぽくなる、、、。写真はサジタリウス(射手座)のクロス。






2016年5月1日日曜日

歌詞到着&映画「ちはやふる」

依頼していた歌詞がメールで届きました。歌作りには詞から作る「詞先」、曲から作る「曲先」があるのですが、今の歌謡曲の主流の作り方は「曲先」なのだそうです。アニメソングなどでは、楽曲コンペでまず公開するアニメに合わせて仮歌詞を付けた作品を作家さんから多数募集し選定してから作詞する場合も多いのだとか。(ここでいう作家さんとは、例外もありますが音楽制作事務所に所属する作曲家のことです。まず事務所に登録されるのもかなりの競争率で、楽曲コンペで採用されるのも更なる難関なのだそうです。)
 僕の場合、曲先の場合もありますし、歌詞の節がトリガーになってメロディーの萌芽となる場合もあります。歌詞は、一応、平歌用、サビ用、大サビ用などとブロックに分けて頂くこともありますが、歌詞の雰囲気や浮かんだ曲のイメージや構成で、そのブロックにとらわれず再構成する場合もあります。何とかゴールデンウィーク中にデモを完成させたいと思っています。
 話は変わり、リフレッシュを兼ねて近くの映画館に「ちはやるー下の句ー」を見に行ってきました。もともとは、漫画作品だそうです。(ちなみに上の句も鑑賞済みです。)「競技かるた」の世界を全体的にニキビ薬の「クレアラシル」のCMのような若々しく爽やかなタッチで描かれた映画でした。 呉服問屋の娘で古典オタクの奏ちゃんが「ちはやふる」の意味をコマを回して説明するシーンがあるのですが、一点に集中してブレなく勢いよく回る様子は、僕が音楽で求める迷いや曇りのない世界にも通じているようで妙に納得してしまいました。深いです。