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時間との戦いだったので手書きのメモ程度の
アレンジで本番に挑みました。
音楽教室の発表会イベントで大阪へ。ボーカルレッスンを受講されてみえる方の日頃の研鑽の成果を披露するイベントでした。
カラオケ音源ではなく、生バンドで伴奏というのが前提になったイベントでした。
カラオケで済ませることができるイベントをあえて、バンドの生演奏で演奏するのは、その意義を伝えることがミッションのような気持ちが湧いてきて少しプレッシャーもありました。
サイズやキメ、コード進行のみがわかる楽譜がメールで届いたのは約2週間前でした。
限られた時間で15曲演奏しなければならなく、曲数的にはちょっとしたミュージカルや音楽劇なみ。
そして歌い手さんとのリハは、本番前1回のみ。中々ハードな現場でした。
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<音楽劇での演奏の様子から。オリジナル曲「信長が翔る!」>
というのも歌を披露される方は、普段カラオケで練習されていて、その楽曲のイメージ、世界観や歌手に憧れを抱いて練習されていることが想定され、バンドにもそうした演奏を期待されることが想定されるのです。
また、ある程度、原曲の再現をしないとリハが少なく、歌い手さんが練習のカラオケ音源と違いすぎて歌えなくなるということも想定されます。
ただ、近年の楽曲はかなりパート数が多くアレンジが緻密に練り上げられており、バンドの限られた人数で再現するのが難しい場合も多く、そうした部分を電子オルガンでサポートする形になりました。
最近、バンド活動してみえる方のキーボードレッスンも何名か担当させて頂いているのですが、やはりキーボードパートが何パートにも及ぶため、それをどうやってアレンジして一人で演奏するか?ということが話題になります。
流行りのポップス曲でよく耳にするのがキーボードやシンセと別にバンドサウンドの中に生のストリングス(バイオリンなど弦楽器)や打ち込みを加えたアレンジです。
結構、このストリングスアレンジがサウンドの要になっていたりします。
通常のバンドの場合、テレビの音楽番組のように生ストリングスを加えた演奏にするのは相当予算のついた豪華なステージではないと難しく(奏者を呼ぶ金銭的な負担やスペースの問題から)、かといって代用でシンセやキーボード2〜3台置いて演奏したり、プレーヤーを増やすのも、音色の切り替え、振り分け、セッティングやプログラムなど、かなり負担になってきます。
その面では、電子オルガンは1台で上鍵盤、下鍵盤、ペダルの3パートの音色設定をメモリーし、フットスイッチ(足で蹴るスイッチ)で一気に音色をチェンジできるため、今回のようなタイトな現場だと便利だなと思いました。
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今回のイベントの演奏曲より。ピアノと弦楽器とのアンサンブルをイメージにアレンジしてみました。合奏のすべてを表現できるわけではないですが、こまめに音色チェンジし、楽器の移変わりや重なりを表現できるよう心がけました。
歌い手さんの呼吸に合わせて音楽を作り演奏できるのは生演奏の醍醐味の一つですね。
時間と作業量とのバランスをとりながら、メモ程度のアレンジの突貫工事で挑んだ本番したが、なんとか本番を乗り越えました。
出演者、スタッフ、担当講師、バンドメンバーの皆さん、本当にお疲れさまでした。
今日は、事務所にムービングライトの機材レンタルの相談があり、使い方のご説明やデモンストレーションをしました。小学校のイベントで使用するそうです。
スケジュール調整が大変だったり、イベント時期が重なることが想定されるため、機材レンタルのご相談もお早めにお願い致します。
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この学校公演の動画をご覧頂き、演出照明レンタル発注を頂きました。