電子オルガン奏者/作編曲家 安井正規のブログです。日々、感じた事や思った事を気ままに綴っていこうと思います。ステージやホームページとは、違った角度から僕の想いを感じてもらえればと思います。
2014年8月30日土曜日
2014年8月29日金曜日
体験レッスン&スタジオ見学
名古屋市内でレコーディングスタジオとしてだけでなくオーディオミキシングや録音についてもレッスンを行っている音楽教室の体験レッスンを受講してきました。ここ数年、パソコンの処理速度の向上にともない、音楽ソフトの進化も著しいです。オマケ程度についていると思っていたプラグインソフト(アプリ)が専用ソフト以上の精度だったり、自分が知らないうちに浦島タロー状態だということに気がつきました。
個人宅やプライベートスタジオによるレコーディング、いわゆる「宅録」が浸透し、時間や予算の制約があるプロの制作現場でも多重録音しない「バンド一発録り」とか、つまりマイクを多く使う場合、場所を占有するフルコンサートグランドピアノ、オーケストラなどの編成の大きな合奏などの録音以外は、最後のマスタリングやミックス(最終調整)のみをレコーディングスタジオのエンジニアに任せるというケースも非常に増えてきています。音楽制作のプロセスが時代とともに変わって行くのを感じますね。
関連ページ1
関連ページ2
関連ページ3
しかしながら、一人で様々なことをこなさなければならない分、勉強も必要であるし、機材の選定もシビアになってきます。個人では到底手の届かないような業界標準とされる高級なマイクと歴史は浅いが現場の口コミで評価が高いお手頃値段のマイクの性能や音の差についてなど、趣味趣向、こだわりが個性に繋がる分野でもありますが、予算と経費、作業量のバランスの落としどころも悩ましいところです。
近年では、ミキシングコンソールを全く使わずパソコンのキーボードのみでミックスを済ませるというプロのレコーディングエンジニアさんもいるという話など、今日の体験レッスンでは、移り変わるレコーディング事情や動向など担当の先生から色々な話が聞けて有意義なものになりました。
個人宅やプライベートスタジオによるレコーディング、いわゆる「宅録」が浸透し、時間や予算の制約があるプロの制作現場でも多重録音しない「バンド一発録り」とか、つまりマイクを多く使う場合、場所を占有するフルコンサートグランドピアノ、オーケストラなどの編成の大きな合奏などの録音以外は、最後のマスタリングやミックス(最終調整)のみをレコーディングスタジオのエンジニアに任せるというケースも非常に増えてきています。音楽制作のプロセスが時代とともに変わって行くのを感じますね。
関連ページ1
関連ページ2
関連ページ3
しかしながら、一人で様々なことをこなさなければならない分、勉強も必要であるし、機材の選定もシビアになってきます。個人では到底手の届かないような業界標準とされる高級なマイクと歴史は浅いが現場の口コミで評価が高いお手頃値段のマイクの性能や音の差についてなど、趣味趣向、こだわりが個性に繋がる分野でもありますが、予算と経費、作業量のバランスの落としどころも悩ましいところです。
近年では、ミキシングコンソールを全く使わずパソコンのキーボードのみでミックスを済ませるというプロのレコーディングエンジニアさんもいるという話など、今日の体験レッスンでは、移り変わるレコーディング事情や動向など担当の先生から色々な話が聞けて有意義なものになりました。
2014年8月27日水曜日
名古屋市科学館特別展「ドラゴンボールで科学する!」へ
名古屋市科学館で開催されている特別展「ドラゴンボールで科学する!」に行ってきまし
た。ドラゴンボールと言えば、僕が子どもの頃、再放送でなくリアルに見ていた大人気アニメです。週刊少年ジャンプで連載されていて同誌連載「聖闘士星矢」とともに大好きな漫画、アニメの一つでした。今でも再放送などで子ども達に大人気なのですね。僕も子ども向けのコンサートでテーマ曲をメドレーで演奏したことがあります。
僕は、体験コーナーで筋斗雲(きんとうん)シュミレーターに乗りました。脳波がリラックスし、集中力が増していると筋斗雲に乗れ、逆に緊張していると乗れないという体験コーナーです。いい歳したオジサンが乗るのも恥ずかしいと思っていたのですが、テレビでも宣伝していた目玉のコーナーなので、せっかくスクラッチカードの抽選に当たったのだからと勇気を持って乗ってみたのです。夏休みで子どももいっぱい来ている中、目を閉じ深呼吸して乗ると、何と筋斗雲に乗れたのです!ドハデなジングルBGMが鳴ってワーと歓声が起こるし注目されるしで、とても恥ずかしかったです。
よくミュージシャンは、音楽の神様が降りてくるなんて形容しますが、僕は演奏する時、電気が走るような感覚の時があったり(人は僕のことを感電していると言います。)、
作曲するとき、これだ!という時はピキーンみたい(人はゲゲゲの鬼太郎のように妖気を感じ髪の毛が逆立っているのではないかと言う。)な感覚にとらわれることがあります。例えてみるなら、指圧やマッサージでツボに入った感じと言えばご理解頂けるでしょうか。
単なる勘違いかと思いますが、、、。こういう時の脳波ってどんな時に起こっているのだろうと素朴な疑問が起こりました。
それはさておき、他にも「かめはめ波」体験コーナーなど面白いコーナーがあり、楽しく科学に触れることができる特別展でした。グッズ販売コーナーでは、ドラマの中で登場する1粒の栄養価が極めて高く、1粒食べれば軽く10日は飢えを凌げるというあの「仙豆(せんず)」のお菓子も売っていました。よいリフレッシュになりました。






↑「かめはめ波−!!」
↑僕もスーパーサイヤ人になって演奏できたら、、、。
た。ドラゴンボールと言えば、僕が子どもの頃、再放送でなくリアルに見ていた大人気アニメです。週刊少年ジャンプで連載されていて同誌連載「聖闘士星矢」とともに大好きな漫画、アニメの一つでした。今でも再放送などで子ども達に大人気なのですね。僕も子ども向けのコンサートでテーマ曲をメドレーで演奏したことがあります。
僕は、体験コーナーで筋斗雲(きんとうん)シュミレーターに乗りました。脳波がリラックスし、集中力が増していると筋斗雲に乗れ、逆に緊張していると乗れないという体験コーナーです。いい歳したオジサンが乗るのも恥ずかしいと思っていたのですが、テレビでも宣伝していた目玉のコーナーなので、せっかくスクラッチカードの抽選に当たったのだからと勇気を持って乗ってみたのです。夏休みで子どももいっぱい来ている中、目を閉じ深呼吸して乗ると、何と筋斗雲に乗れたのです!ドハデなジングルBGMが鳴ってワーと歓声が起こるし注目されるしで、とても恥ずかしかったです。
よくミュージシャンは、音楽の神様が降りてくるなんて形容しますが、僕は演奏する時、電気が走るような感覚の時があったり(人は僕のことを感電していると言います。)、
作曲するとき、これだ!という時はピキーンみたい(人はゲゲゲの鬼太郎のように妖気を感じ髪の毛が逆立っているのではないかと言う。)な感覚にとらわれることがあります。例えてみるなら、指圧やマッサージでツボに入った感じと言えばご理解頂けるでしょうか。
単なる勘違いかと思いますが、、、。こういう時の脳波ってどんな時に起こっているのだろうと素朴な疑問が起こりました。
それはさておき、他にも「かめはめ波」体験コーナーなど面白いコーナーがあり、楽しく科学に触れることができる特別展でした。グッズ販売コーナーでは、ドラマの中で登場する1粒の栄養価が極めて高く、1粒食べれば軽く10日は飢えを凌げるというあの「仙豆(せんず)」のお菓子も売っていました。よいリフレッシュになりました。
↑「かめはめ波−!!」
↑僕もスーパーサイヤ人になって演奏できたら、、、。
公式ホームページ
作曲
昔からお世話になっている音効会社さんからテレビ番組用BGMの製作依頼があり、作曲しています。下の写真は、新しい音楽ソフトのキーボードショートカット操作を覚えるためメモです。忘れた時はすぐ見て覚えるよう、パソコンのディスプレイの上に貼ってあります。何だかテスト勉強や受験勉強な感じです。最近のソフトは、本当に色々便利な機能がついていますが、覚えて使いこなせるようになるまでが大変です(汗)。良い曲ができますように、、、。
2014年8月25日月曜日
編曲法個人レッスン
個人レッスンでした。今日レッスンにお越し下さったのは学校音楽講師や音楽教室のピアノ講師をされてみえた方で、はるばる三重県から来てみえます。地元の小学校から校歌の器楽合奏用編曲を依頼され編曲法を教わりたいということで通ってみえます。
大学で音楽を専攻されてみえたので基本的な理論や伴奏付けを一通りマスターされているのですが、合奏編曲は初めてなのだそうです。
今日のレッスンでは、合奏の楽器編成で使われる楽器を電子楽器でシュミレートして1パートづつ演奏し多重録音して、音の具体像を聞きながら編曲作業を進めていきました。作編曲家のイメージといえば絶対音感で楽器を使わず頭でなった音を楽譜に書くというイメージがありますが、実際に演奏してみると頭でイメージした音と違い演奏現場で修正しなければならないことも多々あるため、クラシックポピュラー問わず作編曲家は、初期段階からDTM(楽譜ワープロソフトなど)の多重録音で音を確かめながら作業すすめるというのが今の時代の主流になっています。
多重録音したデモは、指揮者、演奏者にお渡しし演奏時の参考音源にもなるので一石二鳥となるわけです。パートを増やしたり、伴奏を変えたり、対旋律を加えたりと試行錯誤しながら1コーラス分の編曲が出来ました。今後は前奏、間奏を作っていきますが、少し日を置くことで冷静な判断が出来、新しい良いアイデアも浮かぶこともあります。こうした過程は、絵を描く行程と似ていますね。
大学で音楽を専攻されてみえたので基本的な理論や伴奏付けを一通りマスターされているのですが、合奏編曲は初めてなのだそうです。
今日のレッスンでは、合奏の楽器編成で使われる楽器を電子楽器でシュミレートして1パートづつ演奏し多重録音して、音の具体像を聞きながら編曲作業を進めていきました。作編曲家のイメージといえば絶対音感で楽器を使わず頭でなった音を楽譜に書くというイメージがありますが、実際に演奏してみると頭でイメージした音と違い演奏現場で修正しなければならないことも多々あるため、クラシックポピュラー問わず作編曲家は、初期段階からDTM(楽譜ワープロソフトなど)の多重録音で音を確かめながら作業すすめるというのが今の時代の主流になっています。
多重録音したデモは、指揮者、演奏者にお渡しし演奏時の参考音源にもなるので一石二鳥となるわけです。パートを増やしたり、伴奏を変えたり、対旋律を加えたりと試行錯誤しながら1コーラス分の編曲が出来ました。今後は前奏、間奏を作っていきますが、少し日を置くことで冷静な判断が出来、新しい良いアイデアも浮かぶこともあります。こうした過程は、絵を描く行程と似ていますね。
2014年8月24日日曜日
DTM&作詞セミナーへ
DTM&作詞セミナーを受講するため村井楽器さんへ伺ってきました。講師は、DTM講座を青木繁男先生、作詞講座は、早川矢寿子先生。DTMとは、デスクトップミュージックの略。現在では、電子楽器だけでなく生楽器もマイクを使って録音できるDAW(デジタルオーディオワークステーション)と呼ばれる音楽ソフトを主に使ってパソコンで音楽制作をすることを指しています。
近年、流通している音楽のほとんどが、このDTMで制作されています。DTMは、一般に「打ち込み」と呼ばれてパソコン任せで何でも簡単にできるようなイメージがありますが、非常に幅広くとても奥深い世界です。ある程度使えるようになるには、楽器のように修練が必要です。 パソコンの性能が良くなり、以前なら高級で個人では手が出せないような機材もパソコンのソフト内でできてしまうためプロとアマで使う機材の差がなくなりつつあります。
また、メジャーレーベルのアーティストCDも自宅個人スタジオで録音して最終調整のミックス、マスタリングのみ本格スタジオで行うというプロセスを経て制作されているという場合も増えているようです。
実のところ僕は、このDTMやシンセの音作りは苦手分野なのです、、、。プチカミングアウト。「えっ、電子オルガンやってるから得意でしょ?」と思われがちですが、電子オルガン奏者の基本は打ち込みを多用しないライブ演奏で、打ち込みは苦手なのです。
(注:打ち込みが得意な電子オルガン関係の方もみえます。)電子オルガンとDTMは、同じ電子楽器のカテゴリーに分類されますが楽器としての開発や音楽作りの基本コンセプトが対極にあり違うのです。
ですのでDAWソフトも、手弾きを多重録音して修正して使う程度だったのですね。しかし、最近の音楽は打ち込みならではの音の質感、風合いやサウンド(音響)デザインが非常に研究されており、現場でも求められています。
昔は、打ち込みをメインに仕事をされるマニュピレーターという方もたくさんみえ、その多くが分業制(作曲:編曲:演奏:マニュピレート&プログラマー)で行われていましたが、機材の進化により作曲方法が多様化し、一人である程度音源を作り込むという時代になりつつあります。
これはどういうことかというと例えばループと呼ばれるベースやドラム、コードの短い一定パーターンを何度も流しながら、サウンドを作り込み、その上で心地よいメロディーや上モノを作っていくという方法です。
ヒップホップやテクノ、EDM(エレクトロダンスミュージック)などがその典型ですね。
こうした手法は、一部のジャンルのみでしたが違うジャンルでも応用されて今までにないような新鮮なサウンドが作り出されています。
僕は演奏や作編曲メインだから打ち込みは苦手だからと目を背けていてはダメだとパソコンと音楽ソフトを入れ替えたのを機に一念発起。そんな矢先、今回のセミナーの情報を知り受講しました。最近、歌ものの曲の作編曲依頼も増えてきたので同日開催の作詞講座も受講してきました。詩とメロディの関係性について少しでも深めることができればと思ったからです。一方、DTM講座の方は、ショートカットなど効率的な操作方法は、ガイドブックにも掲載されていますが、あまりに多いので、ソフトの機能の基本概念説明の上で実際の工程を見ながらよく使われる実用的な方法を学習でき、とても参考になりました。
質問コーナーでは、たくさん質問でき抱えている疑問を解決できました。この分野は、変化が激しく常に勉強しなければならないことが山ほどありますが、より良い音楽を届けられるよう頑張りたいですね。
近年、流通している音楽のほとんどが、このDTMで制作されています。DTMは、一般に「打ち込み」と呼ばれてパソコン任せで何でも簡単にできるようなイメージがありますが、非常に幅広くとても奥深い世界です。ある程度使えるようになるには、楽器のように修練が必要です。 パソコンの性能が良くなり、以前なら高級で個人では手が出せないような機材もパソコンのソフト内でできてしまうためプロとアマで使う機材の差がなくなりつつあります。
また、メジャーレーベルのアーティストCDも自宅個人スタジオで録音して最終調整のミックス、マスタリングのみ本格スタジオで行うというプロセスを経て制作されているという場合も増えているようです。
実のところ僕は、このDTMやシンセの音作りは苦手分野なのです、、、。プチカミングアウト。「えっ、電子オルガンやってるから得意でしょ?」と思われがちですが、電子オルガン奏者の基本は打ち込みを多用しないライブ演奏で、打ち込みは苦手なのです。
(注:打ち込みが得意な電子オルガン関係の方もみえます。)電子オルガンとDTMは、同じ電子楽器のカテゴリーに分類されますが楽器としての開発や音楽作りの基本コンセプトが対極にあり違うのです。
ですのでDAWソフトも、手弾きを多重録音して修正して使う程度だったのですね。しかし、最近の音楽は打ち込みならではの音の質感、風合いやサウンド(音響)デザインが非常に研究されており、現場でも求められています。
昔は、打ち込みをメインに仕事をされるマニュピレーターという方もたくさんみえ、その多くが分業制(作曲:編曲:演奏:マニュピレート&プログラマー)で行われていましたが、機材の進化により作曲方法が多様化し、一人である程度音源を作り込むという時代になりつつあります。
これはどういうことかというと例えばループと呼ばれるベースやドラム、コードの短い一定パーターンを何度も流しながら、サウンドを作り込み、その上で心地よいメロディーや上モノを作っていくという方法です。
ヒップホップやテクノ、EDM(エレクトロダンスミュージック)などがその典型ですね。
こうした手法は、一部のジャンルのみでしたが違うジャンルでも応用されて今までにないような新鮮なサウンドが作り出されています。
僕は演奏や作編曲メインだから打ち込みは苦手だからと目を背けていてはダメだとパソコンと音楽ソフトを入れ替えたのを機に一念発起。そんな矢先、今回のセミナーの情報を知り受講しました。最近、歌ものの曲の作編曲依頼も増えてきたので同日開催の作詞講座も受講してきました。詩とメロディの関係性について少しでも深めることができればと思ったからです。一方、DTM講座の方は、ショートカットなど効率的な操作方法は、ガイドブックにも掲載されていますが、あまりに多いので、ソフトの機能の基本概念説明の上で実際の工程を見ながらよく使われる実用的な方法を学習でき、とても参考になりました。
質問コーナーでは、たくさん質問でき抱えている疑問を解決できました。この分野は、変化が激しく常に勉強しなければならないことが山ほどありますが、より良い音楽を届けられるよう頑張りたいですね。
2014年8月22日金曜日
登録:
投稿 (Atom)