少しマニアックというか専門的な投稿になります。
僕の使用している電子オルガンには、演奏で使用する音色とは別にXG音源というデータ再生用の音源が搭載されています。
スタンダードMIDIファイルという電子楽器共通規格の形式の楽曲データを読み込み再生することができるようになっています。
その昔、インターネットの情報伝達の速度や量が今ほど速く多くなかった時代は、通信カラオケや着メロの音源がこの形式で作成されていました。
近年は、ピアノ楽譜などに付随するカラオケ音源などがこの形式で作成され、使用されているケースが多いかと思います。
パソコンやインターネットのスペックが上がるにつれて、昔に比べ規格そのものの需要が少なくなったせいか、この規格に沿ったソフトや編集ソフト、解説情報がほとんど無くなっています。(涙)メーカーサポートセンターやDTM関連の教室に色々問い合わせましたが、結果は同じ、、、。
前述のXG音源を使って1から電子オルガン用のオリジナル曲のアンサンブル音源(サポートデータという)を作ろうとしたところ、このことに気が付きました。
その昔、「XGワークス」というソフトや「XGエディター」といったXG音源に特化したシーケンスソフトや編集ソフトが販売されていたのですが、今は販売終了となっているようです。(どこか開発してほしいものです。)
過去のソフトや音源をメーカー非公式の裏技で使う方法もあるそうですが、それもハードルが高そうです。
仕方がありません。
「MSB?」「LSB?」「システムエクスクルーシブメッセージって何?」「RPN?」「NRPN?」と初歩的な用語からMIDI規格の勉強です。
数字や横文字が苦手な僕ですが、インターネットでこの情報はここから、あの情報はあそこからと断片的に情報を集めるとあたって砕けろじゃありませんが「フムフム、なるほど!そういうことね!こうすればOK!」と何とか理解し、目的(現行のシーケンスソフト「キューベース」と電子オルガン内蔵XG音源を使ってオリジナルサポートデータを作り、そのデータを電子オルガンレジストデータと合体させ、市販楽譜のサポートデータのようなデータを作る)にたどり着けました。
正直なところ「オーディオデータの切り貼り、ソフト音源全盛の時代、自分の音楽制作方法からしてもMIDI規格の知識や学習は必要か⁈」と思うところもありましたが、電子楽器の関わる者としては、発達の歴史としてMIDIを勉強するのも良いことだなと思った次第です。
下記は参考にさせて頂いたページです。情報を提供して下さっている皆様に感謝です!!
・STAGEAとPC編曲の連携
・SFFスタイル入門講座
・有限会社コムコム
・☆STAGEA Blog☆ 他多数。
動画は、パソコンの大きなモニター画面でドラムパターンを打ち込み、作成したパターンを電子オルガンに読み込んでいるティップス動画です。写真は、コントロールチェンジやシステムエクスクルーシブメッセージをシーケンスソフト「キューベース」で打ち込んでいる写真です。
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