2012年12月16日日曜日

米グラミー技術賞 受賞おめでとうございます!!

電子楽器メーカー(株)ローランド創業者:梯郁太郎さんが米グラミー技術賞を受賞されました。日本個人では、初の快挙だそうです。(企業としては、過去に同賞を98年にソニー、07年にヤマハがが受賞しているそうです。)僕は、ヤフーニュースでこのニュースを知りましたが、新聞各紙でも大きく取り上げられていました。数年前に浜松にある梯さんのお宅を訪問させて頂き、電子楽器世界統一規格であるMIDI規格を策定する時のご苦労や電子オルガン製作にかける想いを伺ったことが思い出されます。また、奥様には、濃厚で美味しいマンゴージュースをお出し頂いたことも心に残っています。電子楽器に関わる者として改めて敬意を表するとともに、その功績が認められたことを嬉しく思います。本当におめでとうございました。

梯郁太郎さん(写真中央)キーボード学会の金銅先生(右)と筆者(左)

梯 郁太郎さんプロフィール
1930年大阪生まれ。1954年カケハシ無線(電器店)を開業。1960年に電子楽器製造会社のエース電子工業(株)を、1968年に米国ハモンド社との合弁会社を設立。1972年両社を退社し、ローランドを設立。世界初を含む革新的な電子楽器を次々と発表。1991年には米国バークリー音楽大学から名誉音楽博士号を授与される。1994年に、ローランド芸術文化振興財団を設立して、理事長に就任。2000年電子楽器の技術革新による音楽界への多大な貢献により、アメリカHollywood’s RockWalkに手形と署名を残す。2002年世界各国の音楽/楽器専門誌で構成されるm.i.p.aの「Lifetime Achievement Award」を受賞。2005年には、電子楽器の開発で世界に貢献し、また中国国内の電子楽器の普及にも大きな影響を与えたその功績に対し、中国の中央音楽学院より名誉教授称号を授与される。音楽家以外の人物に同校の名誉教授号が授与されるのは初めてであり、日本人としては指揮者の小澤征爾氏に次いで二人目の授与となった。2008年には、音楽業界と音楽教育への貢献が称えられ、英国グラモーガン大学より名誉教授の称号を授与される。著書「ライフワークは音楽~電子楽器の開発にかけた夢~」(音楽之友社)は、アメリカ、ドイツ、台湾、中国でも出版されている。モットーは「シンプル&ストレート」。
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