2023年3月14日火曜日

歌唱指導を考える

自分の専門は電子楽器や鍵盤楽器ですが、時に音楽の講師として、伴奏者として、作曲者、プロデューサー⁈として歌唱指導しなければならなかったり、アドバイスを求められる時が多々あります 。

つい最近も、流行りのJポップを合唱するので指導してほしいと要請があり、楽譜を見るとリズムや音程、歌詞の割り付けもラップのように細かくかなり難しい、、、。

その曲は写真の楽譜にあるようなリズムを喰ったり、母音のところで音程が変化する部分が多数あるのです。分析してみるとシャクッたり、フォールする部分を楽譜として表記していることが判明しました。

なんでも子ども達が自分達で選曲したとのこと。しかし楽譜が読めなかったり、苦手だったりする場合、そもそもこの曲を知らない子にどのように助言すべきなのだろう?と悩みました。

合唱の場合、一般的にはしゃくり等入れずに指導することが多いかと思うのですが、楽譜に矢印を書いて視覚的にわかるようにして、あえてしゃくりやフォールなどを入れて歌ってみるようアドバイスしました。

しゃくりとリズムは密接不可分の関係、グルーブを感じてもらうことを大切にしてもらいたかったからです。

多分このような譜割やリズムは日本語の歌詞を英語や洋楽っぽい感じに聞かせるところから始まったと思うのですが、今の子ども達にはこうしたリズムやサウンドがエモく心に刺さるのでしょう。

確かに曲に対する子ども達の食いつき具合もスゴイし、普段なかなか歌わない子も歌っています。

ボイトレ動画を見ると、人気曲のレクチャー、リズムの取り方、色々なファルセット(裏声)、エッジボイス、ミックスボイス、はたまたホイッスルボイスなど、まるで人間シンセサイザー?と思えるほど多彩な発声法、歌唱法が紹介されていて、興味のある子はよく知っています。

ピアノやキーボードのレッスンでも流行りの曲を弾きたいという要望は多いですが、あらゆる面で時代の変化に右往左往、、、。対応すべく、まだまだ試行錯誤は連続です。



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