2015年6月16日火曜日

サウンドオブミュージック

依頼を受けている輪音館の7月のコンサートに向け、「サウンドオブミュージック」楽曲の伴奏アレンジ作業に取り組んでいます。「サウンドオブミュージックならピアノ譜が出てるし、それ見ながら適当に音色作って即興で弾けばいいんじゃないの?」と思われる方もみえるかもしれませんが、仕事として依頼を受け、お引き受けする場合にはちゃんと楽譜をおこし、編曲作業を行います。

なぜならピアノ譜では、右手で演奏するように書かれていても、時には左手、足鍵盤で演奏する場合があったり、和音の重音奏をあえて割愛しメロディー(単旋律)を叙情豊かに歌うことに専念できるよう編曲する場合があるためです。また、重要な要素として音色の設定や切り替えがあり、音色設定の効果が最大限生かせるよう上下ペダルの各鍵盤への再配置を行わなければならないからです。
音色の設定は、まるで下書きに色を付ける作業のようです。ソロ部分もありますが、主に歌やピアノとのアンサンブルとして演奏するので共演者が引き立つよう計算しながら音色を設定していきます。

こうして出来上がったのが下の写真の楽譜です。丸で囲まれた数字の表記が音色を切り替える箇所になります。
確認のためYouTube動画で原曲を視聴しましたが、改めて素晴らしい楽曲、緻密で壮大なオーケストレーションに感銘しました。良い演奏になるよう頑張りたいです。
↑自分が演奏するための電子オルガンの楽譜は、パソコンではなく手書きです。
修正しようとするたびにパソコンを起動する必要がないからです。


↑サウンドオブミュージックの名曲。オーケストラアレンジも、よく聞くと新しい発見があります!!


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