テレビ番組用のBGMが無事、納品できました。納品といってもメールで音源を送るのですが、、。テレビのBGM作曲は、僕が大学生の頃から関わりがあるのですが、昔はMDやCDRで納品していました。大学を卒業し名古屋に戻ってすぐの頃は、出来上がった音源を東京へ郵便局に速達で出しに行ってということを繰り返して、郵便局に出しに行ったり、住所を書いたり、梱包したりという作業時間も考えながら、締め切りに間に合わせていました。
今や音楽をインターネットでダウンロードして聴いたり、YouTube配信を視聴するのが一般化してきて、時代の流れを感じます。今回納品した曲は、クイズ番組用の楽曲なのですが、最近のブログにもあるようにパソコンやソフトの入れ替え時期も重なりちゃんと締め切りに納品できるか不安でしたがホッとしています。
打ち込みや鍵盤で弦楽器、管楽器の音のニュアンスを再現する際に、細かな調整が必要になります。特に繊細で柔らかい部分の表現などは、目立つため気を使います。パソコンの画面を見ると、ほんの一つのフレーズだけでも色々なパラメーターが出てきて、耳で聞くだけでなく、目でも視認することができます。
例えば健康診断に行ってレントゲン、CTなどで検査で色々な事がわかるように、音楽もパソコンに録音すると色々分析できるのです。鍵盤で演奏するとどうしても流れて転びやすいフレーズ、打ち込みだと均一で平坦になりやすいフレーズなどなど。
形のない音楽ですが、街で流れている何気ない音楽一つとっても、本当に色々な行程を経て作られているのだと改めて思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿