2014年9月14日日曜日

マーチング愛知県大会&バトン名古屋大会へ

日本ガイシホールアリーナ開催のマーチングバンド名古屋大会&バトントワリング愛知県大会に行ってきました。僕が音楽構成や製作を担当させて頂いているチームの応援と演技と音楽のバランスを確認するためです。この大会では、規定時間の中でバトントワリングの技術を盛り込みテーマやドラマを表現します。演技をする上で音楽とその構成が、テーマを表現する上でとても重要な要素になるため指導されている先生方は、年齢やテクニックにも合った音楽の選曲や構成にとても腐心されています。音楽を作っている時は、「この音楽にどんな振りが付くのだろうか?」と思っていた曲が「おーなるほど、こう来たかー。」と思う新鮮なアプローチもあったりして楽しかったです。これから、東海大会、最後の全国大会と大会が続きますが身体に気をつけて頑張って頂きたいです。



↑バトントワリング世界大会の様子から

2014年9月12日金曜日

おさらい

今日は、シンセサイザーレッスン日でした。レッスンといっても、僕が教えるのではなく僕が習いに行っています。以前のブログでも書いたのですが、僕はシンセサイザーの音作りが苦手で、いつも既成のプリセットを呼び出して手直しして使っているだけだったからです。PCの入れ替えを機にシンセサイザーの音作りの基礎基本を勉強するため体験レッスンを受講し、教室に通うことを決めました。
この歳になると柔軟さがなくなり頑固さが出たり、覚えに自信がなくなったりと不安がつきまといますが、とにかくあれこれ考えず、まずはやってみようと思っています。

 「電子オルガンとシンセサイザーと音の作り方って違うの?」と思われる方も多くみえるので少し説明します。

電子オルガンは、もともとパイプオルガンが起源の楽器で開発のアイデアもパイプオルガンが元になっています。音作りの基本的な考え方も、オルガンに準じており楽器に搭載されている音を重ね合わせて音色を作ります。例えば、ピアノの音と鉄琴の音を重ねてキラキラしたカワイイ音を作る、フルートとオーボエの音を重ねて合奏しているような音を作るといった感じです。材料を組み合わせ料理したり色々なスパイスを調合して味付けするイメージでしょうか。 これに対してシンセサイザーは、 音そのものを構成する波形を変化させて音を作るというのが基本的なコンセプトです。料理で使う素材そのものを一から作るというイメージでしょうか。もっと言うと掛け合わせて新しい品種の野菜や果物を作るといった感じに近いかもしれません。

うーん、例えがイマイチでしょうか、、、、。

絵でいうと、電子オルガンの音作りは絵の具を混ぜて色をつくるような感じでシンセサイザーの音作りは、その絵の具そのものを顔料から選び調合して作るイメージです。音の色と書いて音色(おんしょく・ねいろ)と言いますが、なるほどですね。音色の配置やバランスがよい音楽のことを「色彩豊かな音楽」と表現しますが、電子楽器の大きな魅力は、何と言ってもオリジナルな音を作り、独創的な世界を表現(作曲・演奏)することにあります。僕もいつかは自分の思い描いた通りの音世界を作れたらいいなと思っています。

 今日のレッスンでは、どのシンセにも搭載されている基本的な波形の特徴や難解で複雑そうなシンセサイザーのレイアウトをとてもわかりやすく教えて頂きました。これから今日のレッスンで習ったことを、自宅で復習です。

↑様々なアーティストから支持されている人気のソフトシンセ「MASSIVE」





















↑無料配布されているバーチャルシンセ「nord rack」


















↑EDM系の音楽でもよく使用されている「Sylenth1」


2014年9月8日月曜日

楽天市場うまいもの大会へ

名古屋タカシマヤ催会場で開催されている「楽天市場うまいもの大会」へ行ってきました。TVですごい宣伝していたし、混んでるだろうから平日の方がすいてるかなと思ったからです。明日は最終日で早く終了してしまうので今日に行ってきました。しかし、考えることは皆一緒なのか平日でも大変な混雑でした。干物やハンバーグ、練り製品、たらこ、珍味、梅干し丸ごと一個、唐揚げ、漬け物などなど本当に色々な試食があるので、その試食だけでお腹がふくれてしまう感じです。これも美味しそうあれも美味しそうと見ていると「タイムサービス特価です!」なんて声をかけられ人ごみの中で感覚も麻痺して本当に安いかどうか冷静に考えることができないうちに思わず買ってしまいそうになったのですが、「家の冷蔵庫にまだあれがあるね!」とか思い出し何とか衝動買いをすることなく買い物を終えました。TVの食レポの少しオーバーなリアクションや人気ナンバーワンとか、プレミアムとか、期間限定とかいろいろ付いているとついつい買って食べてみたくなるのが人情ですね。でも、そんな雰囲気も楽しかったです。最近、パソコンを前にした長時間作業が多かったので良い気晴らしになりました。

2014年9月7日日曜日

小牧少年少女合唱団創立20周年第15回定期演奏会へ

第2部の音楽劇を中野先生が演出をされるということで小牧少年少女合唱団創立20周年第15回定期演奏会を鑑賞してきました。たくさんの楽曲を披露され、合唱団OBや賛助団体の出演もあり、美しい声が響き渡る盛りだくさんの楽しい演奏会でした。

 僕は、昨年、12月開催の織田信長公小牧山城築城450年小牧市民劇出演に向けて新作委嘱ということで、この合唱団創設者の長谷川隆彦先生の作詞による合唱曲「信長公によせて」の作曲を担当させて頂きました。合唱曲の作曲は、僕にとって初めてで不安でしたが指揮の宮田先生とキーの設定やハーモニーなど何度も協議をしながら作曲を進めたのが思い出されます。この曲は、詩の内容が市民劇や小牧山城築城450年のテーマにあっているということで、市民劇のテーマソングとしてエンディングにキャスト全員でも別アレンジで合唱した曲です。楽曲としては、ABA三部形式のシンプルな構成の楽曲ですが、途中で僕が普段使わないようなコード進行の部分があり、詩やメロディーに導かれ何かに突き動かされたような感覚に感動を覚えたことがあります。創作の神秘性を感じた瞬間でした。作編曲家の小塚憲二先生の素敵なオーケストラアレンジと中部フィルさんのダイナミックな伴奏による子ども達の生き生きとした合唱を舞台袖で聴いていましたが、心が洗われるような気持ちになりました。

 今日の演奏会も手拍子が自然に沸き起こり、会場に来ている人達はきっと合唱の美しい響きに心癒されたことと思います。今後、更なるご活躍ご発展を祈念しております。

小牧少年少女合唱団ホームページ


左から声楽家の長江希代子先生、演出の中野金弘先生、ものまねトラさんこと上野ジョンさん。味岡市民センターロビーにて。



↑合唱曲「信長公によせて」のライブ録音をYouTubeにアップしてみました。

<解説>
合唱曲「信長公によせて」(作詞:長谷川隆彦 作曲:安井正規)は、小牧少年少女合唱団が織田信長公 小牧山城築城450年記念市民劇第一部「愛のステージ」へ出演する為の委嘱作品である­。作詞を手がけたのは、合唱団創立者の長谷川隆彦氏。賛助出演として近隣の犬山少年少­女合唱団を迎え、中部フィルハーモニー交響楽団(指揮:稲垣宏樹氏 オーケストラ編曲:小塚憲二氏)による演奏で初演された。小牧山城を築城した織田信長公への想いや未来への希望を綴った詞と親しみやすい素直なメ­ロディとハーモニー、そして子ども達の純粋な声の響きと壮大なオーケストラ演奏が相重­なり築城450年を華麗に祝った。


↑キャスト全員による「信長公によせて」エンディングバージョン
↑市政だよりから。1:30〜から合唱の様子が紹介されています。

2014年9月4日木曜日

納品

テレビ番組用のBGMが無事、納品できました。納品といってもメールで音源を送るのですが、、。テレビのBGM作曲は、僕が大学生の頃から関わりがあるのですが、昔はMDやCDRで納品していました。大学を卒業し名古屋に戻ってすぐの頃は、出来上がった音源を東京へ郵便局に速達で出しに行ってということを繰り返して、郵便局に出しに行ったり、住所を書いたり、梱包したりという作業時間も考えながら、締め切りに間に合わせていました。
今や音楽をインターネットでダウンロードして聴いたり、YouTube配信を視聴するのが一般化してきて、時代の流れを感じます。今回納品した曲は、クイズ番組用の楽曲なのですが、最近のブログにもあるようにパソコンやソフトの入れ替え時期も重なりちゃんと締め切りに納品できるか不安でしたがホッとしています。
打ち込みや鍵盤で弦楽器、管楽器の音のニュアンスを再現する際に、細かな調整が必要になります。特に繊細で柔らかい部分の表現などは、目立つため気を使います。パソコンの画面を見ると、ほんの一つのフレーズだけでも色々なパラメーターが出てきて、耳で聞くだけでなく、目でも視認することができます。
例えば健康診断に行ってレントゲン、CTなどで検査で色々な事がわかるように、音楽もパソコンに録音すると色々分析できるのです。鍵盤で演奏するとどうしても流れて転びやすいフレーズ、打ち込みだと均一で平坦になりやすいフレーズなどなど。
形のない音楽ですが、街で流れている何気ない音楽一つとっても、本当に色々な行程を経て作られているのだと改めて思います。


↑中間部のフレーズ、エディット画面。

2014年9月3日水曜日

オーケストラ系楽曲の打ち込み〜手弾き禁止令〜

依頼されている曲がオーケストラ系ということでパソコンに向かいデータを打ち込んでいます。新しいソフトやデータ打ち込みに慣れるためにも、手弾きで録音するのではなく、出来るだけマウスとパソコンのキーボードのみを使っての楽曲製作に挑戦です。オーケストラ系の楽曲の場合、非常に打ち込むパート数が多くなるので使用目的に応じて効率よい打ち込み方法も考えなくてはなりません。「このフレーズ、手で弾いて録ったほうが速いだろ。」と思いつつ、そこは我慢。手弾きに頼っていては、打ち込みが上達しないのです。 基本、鍵盤弾きの僕が手弾きをしないのは、利き腕を使わずに生活するようなものですが今は我慢なのです。今まで使い方がわからなかったの意味不明な音色も、「なるほどこうやって使うのか〜良い音じゃん。」とイジっていると何となく見えてくるものがあり、新しい発見があります。いざ、精進。


↓オリジナル曲「信長が翔る!」もPCで打ち込んでみようかなと思っています♪

2014年9月1日月曜日

EDM講座へ

栄パルコ島村楽器さん開催のEDM講座を受講してきました。EDMとは、エレクトロダンスミュージックの略。広義には、トランス、テクノからハウス、ダブステップ、ドラムンベース、ダウンテンポまで、電子楽器を使用したエレクトリックなサウンドの踊れる音楽すべてを指すそうです。今やTVやラジオ、インターネット、街角、様々なシーンで聞かない時はないという程、ポピュラーなジャンルです。日本のアーティストの作品(EXILEさん、安室奈美恵さん、中田ヤスタカさん、八王子Pさん等)でも、よく聞くサウンドです。
 こういったEDMサウンドを、依頼があったり、アレンジに盛り込みたいと思った場合、今の時代、素材集やループ集といったものを組み合わせてで即席で「〜風」に作成することが可能かもしれません。(料理でいうと、即席かに玉の素と材料だけ買ってきて混ぜて焼けばハイ完成!というような感じ。)ですが、ではこの曲のあの音、あのフレーズは、どのような行程を経て作られているのだろう?と色々疑問が湧いたり、応用しようと思った時、基礎や知識がないため何かが違う(涙)、、、。(外国の人がレシピなしで見よう見まねで日本料理を作って、不思議な残念な料理になってしまう感じ。)となるため、この講座を受けました。もともとは、主催メーカー製品のデモンストーレーションなのですが、EDM楽曲の基本的制作方法や構成の成り立ち、音響処理のテクニック、ノウハウが盛り込まれており、とても勉強になりました。ドラムのスネアやキック一つとっても音作りにコダワリ抜くこの分野。本当に奥が深いです。
 
↑EDMの代表的アーティストZedd

↑アグレッシブなサウンドが人気のダブステッププロデューサーSKRILLEX


↓シンセの音作りの様子参考動画


↓音響処理のポピュラーなテクニックの一つリヴァース


↓クラブサウンドでよく聞くサウンドの一つサイドチェインの方法