2021年5月1日土曜日

一眼レフカメラ

コロナ禍で僕の事務所の動画配信機材の拡充を進めてきましたが、その中の一つに一眼レフカメラを昨年から導入しています。ピアノやDTMレッスンでも導入した一眼レフカメラを使用し、レッスンの演奏動画を収録し、成長記録として残し観て頂いています。

生徒さんからも「まるでミュージックビデオ作品ですね!」「まるで一流アーティストになったようです!」と好評です。(褒め上手です。)
指導者としても生徒さんの演奏上の良い点や問題点を違う観点から気づけるような気がします。

スマホカメラの進化は凄まじく、もちろんスマホで撮影してもそれなりの画質で動画撮影ができますが、まだ一眼レフならではの世界観や味わいというものがあると感じています。スマホカメラとの大きな違いはレンズ交換や動画撮影時のボケ味(注:スマホでも写真撮影ならポートレートモードなどボケ味の撮影は出来る。また、公式ではない裏ワザ的な方法でボケ味風の動画撮影は可能。)です。

実は、数年前までは「一眼レフだけは手を出してはいけない!」と自制していました。

なぜなら、レンズ沼という言葉があるように、一眼レフに手を出せばボディ以外にも様々な費用がかかってくるからです。またカメラ市場の競争激化で一眼レフカメラの高画質高機能化による価格高騰も見逃せません。(参考:セールスによくある殺文句→以前は数百万したシネマカメラの画質が10万円台で、、、。)

特に動画となると、画質をあげようとすれば必然と記録容量が大容量で読み込みスピードの速い高品質の記録媒体(SDカードなど)や編集するパソコンもかなりのスペックが要求されます。

しかしコロナ禍で世の中が大きく様変わりし、演奏動画やその動画配信の必要性が一気に高まり動画の質を上げていく必要性を感じ、導入を決断しました。

演奏動画は画質だけでなく音質が特に重要になってくるため、マイク設定や収録方法、編集、ノイズ処理、音響補正を研究しています。

あまりに高級なマイクやハイスペックなフルサイズのカメラやゴツいレンズを導入しても、簡単に持ち出せなくなってしまうため、コンパクトさや持ち出して万が一壊れても諦めがつく価格帯と性能を天秤にかけ機材を選定しました。

さすがに毎回レッスン室で一眼レフを吊って俯瞰カメラ撮影をするのは難しいのでスマホの4K撮影を併用しながら4Kマルチアングル動画も作成しています。

F値、周辺減光、焦点距離、開放、ISO感度、色収差、画角、シャッター速度、前ボケ、後ろボケ、被写体ボケ、パンフォーカス、被写界深度、眠たい画などカメラ用語も勉強しています。

編集ソフトのプラグインなどカメラの世界は、DTMの世界に似ているかも⁉︎と思っています。

今やタイムコード(カメラの同期信号)を使用しなくても、いろいろなアングルを撮影し編集ソフトで音声による一発で同期ができるので便利です。

音については、YouTubeの場合、音量の規制があったり(動画の音量が規定値より大きすぎるとYouTube側で音量を小さく圧縮されてしまう。)、スマホかPCかテレビかなど視聴の再生環境もあるため、CD作成とは違う音作りが必要です。

つまり動画配信としての音作りです。さすがにレッスンという限られた環境で一流音楽レーベルのMVのような音作りやクオリティは難しいですが、そこを何とか近づけたいというのが人情というもの。与えられた環境で最善を尽くすというと美しいですが悪あがきとも言えるかも??

レッスンだけでなく実際の音楽活動でも少しづつ活用していこうと考えています。
今後は、再映時の照明やカラーグレーティングも少しづつ研究していきたいですね。


僕の研究は続きます、、、、。しかしやっぱ沼やー。良い子の皆さんは真似しないようにしてくださいね!














 

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