今回の物語はダルクローズ王国という架空の王国が舞台。
国王や女王の後を継ぎカノン姫というお姫様が国を治めていくお話ということで、僕も「宮廷に仕える楽師」と「今は亡き国王」のイメージを足して2で割ったようなイメージのコスプレ衣装を着て電子オルガンを演奏させて頂きました。
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公演後、手作りの国王玉座の美術セットに座って
子ども達と記念撮影。
(正確には、記念撮影しようとしたら
子ども達が寄ってきてしまった。)
本番を終えたばかりで顔が疲れていますが
キャストの男の子達に「カッコいいー!!」と言われました!!
また幕前では、舞台に登場する音楽の主要曲をメドレー風にまとめダルクローズ王国をイメージした序曲を作曲・演奏しました。この序曲の中にはお姫さまに女王が歌って聞かせてくれたくれたという「絆(きずな)」という歌のメロディが挿入してあり、スタッフである声楽科卒業の川村香織先生に「女王(母)の歌声」という設定でこのメロディ部分を歌って頂きました。
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序曲演奏の様子。
深い山奥にあるという伝説の村「リトピア」の雄大な自然や
音楽に溢れるダルクローズ王国、幼き日のカノン姫に
歌を聴かせてくた女王陛下の優しさをイメージして作曲してみました。
川村先生は歌以外に舞台スタッフを兼任しているため
舞台袖で歌ってみえます。
舞台公演には様々な制約がつきものですが、このように直接的な説明がなくても様々な方法で間接的に演出していくことで物語の世界観をよりイメージしやすくなると考えています。
僕が「女王(母)の歌声」として設定して作曲・演奏しても聴いている人によっては、「深い森にある神秘の泉で佇(たたず)み、ハープを奏で歌うヴィーナス」のように感じるかもしれませんし、それは音楽が持つ抽象性の面白さなので自由に想像の翼を広げて鑑賞頂ければと思っています。
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女神ヴィーナス
当初は、花火は効果音のみ用意していたのですが、「音だけだとイマイチ花火だと分かり難いのではないか?」と悩み、やはり映像も入れたくなったのです。
しかし、ホリゾントに映写すると子ども達に映像がかぶるし、ステージが明るいのであまり効果が上がらないということで、客席の天井近くに映写することにしたのです。
結果、より大団円(グランドフィナーレ)の感じが演出でき、客席からもとても大きな拍手がわき起こったと感じます。
会場は立ち見が出るほどの超満員の大盛況でした。キャストの子どもたち、スタッフ、保護者の皆さま、本当にお疲れ様でした!!
次年度の公演に向けて体験レッスンが行われるそうですよ!!
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