2018年3月22日木曜日

涙のレッスン


音楽教室やカルチャーのピアノやキーボードレッスンでの2日間連続の出来事。

レッスンで大人の生徒さんから演奏したいとリクエストがあり、楽譜をご用意し
「こんな感じですよ。」と僕が演奏していたら、
後ろからシクシクと泣き声が聞こえてきて「はて?生徒さん、花粉症かな?」と
思って最後まで弾き終えて
振り返ってみたら、ハンカチで大粒の涙を拭ってみえて
ビックリしてしまいました。

「何かありましたか?ご気分を悪くされましたか⁈」とお聞きしてみると
Aさん、「大事な人が好きだった曲なんです。」
Bさん、「幼い頃、母が歌ってくれていた曲なんです。」と。

リクエストを伺った時は、そんなことは一言も聞いていなかったので
僕もそんなに思い出のある曲だとは知らなかったのです。
「泣いたらスッキリしました!!」とAさん。
「母を思い出してしまって、、、。」とBさん。

音楽には、ふだん閉じている心の扉を開く力があるのかも知れませんね。
時には、自分の気持ちを思いっきり表現することも大事なことなのかもしれません。

未就学のお子さんから、アルバイトをしながらお通い頂いている大学生の方、80代の方まで、様々な世代の方に僕のレッスンをご受講頂いていますが生徒さんの心の声にできるだけ耳を傾けたレッスンを心がけなければと思うこの頃です。


「人や社会に役立つ音楽作りを目指して」という安井正規音楽事務所の運営理念は
僕の音楽レッスンにおいても変わりません。

「楽しい!!」「演奏できるようになった」「心が晴れやかになった」「癒された」
そんなお言葉を頂ける時、レッスンを通して細やかながらも皆様のお役に立てたような気がして嬉しく思います。

お忙しい中、お通い頂いている生徒さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

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