2017年10月12日木曜日

講演会無事終了!!

ありがとうございました。春日井市の小中学校の先生方を対象にした研修でのワークショップ&音楽教育講演会「電子楽器から始めるICT音楽教育〜電子キーボードのススメ〜」(於:春日井市文化フォーラム視聴覚ホール)が無事終了しました。

学校の先生方を対象にした講演会は、今までにも何度か担当させて頂きましたが、今回は、電子オルガン1台とポータブルキーボード3台を持ち込み、僕が一方的に講演するだけでなく、実際に先生方に楽器に触れて頂いたり演奏頂き、体験して頂くことを大切にプログラムを組み立てました。

プログラムは、「現在・過去・未来」や三位一体を表す3相の顔を持つギリシャ神話の女神ヘカテーをイメージして作曲したEDM系オリジナル曲「トリニティ」の電子オルガン演奏から講演会をスタートしました。


オリジナル曲「トリニティ」はCGとともに演奏しました!
EDM系のオリジナル曲を演奏することで
テクノロジーによって生み出される
現代の音楽のサウンドを感じて頂きました。



一人に一台楽器を用意することはできませんが、現在使用している教科書に沿って電子キーボードの活用した授業をシュミレーションし、先生方にも児童、生徒役になって頂きリコーダーを演奏したりや歌を歌って頂くことで、その効果を実感して頂きました。

公立学校での電子楽器普及率はとても高いのですが、授業においての活用方法についての解説は、ほとんどされていないのが現状です。

電子楽器というと
「特殊で高級な機材がたくさん必要なのではないか?」
「複雑な操作を覚えなくてはいけないのではないか?」
といった不安をお持ちの先生方もみえると思いますが、新たに高価な機材したり複雑な操作を覚えるのではなく、現在学校にある備品で、もしくは新しく購入するにしてもお手頃価格、おサイフに優しくポケットマネーで購入できるようなポータブル電子キーボードを活用し、授業に活かして頂ければという主旨で行いました。


操作に関しても、スマホを使ってみえる方やインターネットで検索できる方なら、すぐ理解できるレベルの内容です。

つまり無理する必要は全くなくICTを活用した音楽教育を
「出来るところから始めてみませんか?」という感じの内容です。

すぐ、「わからない」「難しい」と口癖のように言ってしまう気持ちを少しだけ抑えて、ちょっとだけでも良いので、ぜひ挑戦して頂いて、新しい世界の扉を開き、時代にあった授業作りに活かして頂けることを心から願っています。

この体験型の教職員向け電子楽器ワークショップ講演会は、愛知県内においてはもちろん、全国的にみても非常に珍しい内容だったのではないか?と思っています。
(あとで東京のカシオミュージックサークル事務局のスタッフさんから問い合わせてが来ましたが「前例のない貴重な活動で素晴らしいですね。」とお言葉を頂きました。)

今回は、1時間という時間で、その全てをレクチャーすることは難しかったですが、少しでも子ども達が自然と音楽のフィーリングに気づき、ついつい手拍子を打ったり、体が動いてしまう、口ずさんでしまう、そんな楽しい授業、感じる授業作りのヒントにして頂ければ、幸いです。

そして音楽の授業という範疇だけでなく、学芸会の演劇、文化祭、連合音楽会、卒業関連イベントなど発展的な活用でも、もちろん応用できます。アイデア次第です。

この時期、音楽の先生方は、学校音楽会や学芸会の準備等、忙しい時期です。特に中学校の先生は、校内合唱コンクール時期で中々来れないのではないか?とお話しを伺っていましたが、50名もの先生方にお集まり頂き、心より感謝申し上げます。

お忙しい中、講演会にご参加頂いたり、演奏にご参加してくださった先生方、設営にご協力頂いた会場スタッフの皆様、本当にありがとうございました!

この講演会の後、音楽教室のレッスンの予約が3件入っており、トンボ帰りで名古屋へ。ハードな日々が続いていますが、体に気をつけ乗り越えたいです。




「私、エレクトーン(電子オルガン)出身なんですよ!!」と
春日井市音楽研究会会長の若山先生。

「トランスポーズ(移調機能)は違和感がある」との
会場からのつぶやきから、この項のレクチャーは
機能を使うことの是非を問うのが目的ではなく
音楽教育という視点では
子ども達の実態に応じて柔軟に
歌唱曲のキーを変更することが
授業へのモチベーションやパフォーマンスの向上に
つながること、キー設定の大切さについて解説しました。

講演会最後は教科書の合奏曲を
キーボードとリコーダーで合奏し
締めくくりました!!

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