オリジナル曲「時代を超えて」は、作詞段階で<太陽のイメージ>が浮かびそこから派生し<五大のイメージ>につながったことを、以前の制作秘話&エピソードでお伝えしました。
動画の制作において、この楽曲のテーマである<五大>を視聴される人に伝えることが大切であると考え、どのようにしたら伝わるかを考えた結果、イントロダクションムービーを楽曲前に挿入することを案として浮かびました。
「時代を超えて」の動画を担当して下さったのは、せがわんだふぉーさまです。
イントロダクションの台本をメールし、当初、僕としてはテキスト(文字)とともに例えば五大「火」の部分では、火がボワワーーと燃えるようなムービーを重ねてみても良いかもとご提案させて頂いたのですが、デモムービーを頂いたところ何と筆書き風アニメーションを作って下さったのです。これには、僕も驚きました。
メインの楽曲は、フォルクローレやフラメンコっぽいテイストでアレンジでアレンジしていましたが、筆書き風アニメーションでアジア感も演出でき、古今東西を問わない五大という人類共通のテーマを演出し、その世界観がマッチしていると感じとても嬉しかったです。
このイントロダクション部分の音楽については、ハリウッド映画の予告編のような派手なインパクト音満載の重厚でスリリングなもの(下記動画をご参照ください。)を考えたのですが、それだとメインの楽曲と相殺しあってしまうため、あえて打楽器のみのエキゾチックかつシンプルな音に広い空間で演奏しているような深い響き(リバーブというエフェクト)をかけ印象付けをしました。
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映画の予告編動画のサンプル
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映画の予告編動画のサンプル
メインの楽曲の動画については、前半のトネリコさまのイラスト、後半の深山海さまイラストとの間にカイトが瞑想し、現在・過去・未来を往来しているようなイメージの部分を作って頂いたり、「シュビデュビダ~」というスキャット部分でアクセントの音にシンクロするような歌詞のテロップアニメーションを作って頂き、次々に展開する音楽に合わせ映像を丁寧に作って頂きました。
また、楽曲の後半で転調しサビが盛り上がる部分があるのですが、転調する部分で光が太陽から外に向かって広がるエフェクトをかけて頂きました。
この部分は、全てが太陽の光の色に染まり、太陽が「皆一つ」であることを知らせてくれるという重要な部分でどうしてもコダワリたかった部分です。せがわんだふぉーさまには、この意図をくみ取って作品に反映させて下さりました。心より感謝申し上げます。
いかがでしたでしょうか?音楽以外の作家さんたちとのコラボは、専門外のためついつい労力や技術的な部分で無理を言ってしまわないか不安になります。
何百万、何千万、何億というような膨大な予算をかけ制作されるCMやテレビ番組、映画と違って、小さな小さな音楽作品です。
そんな小さな曲でも、僕の浮かんだイメージを形にしたい伝えたいという気持ちを理解下さり、色々な制約の中で多大なご協力を頂いたクリエイターの皆様のおかげで何とか完成させることができました。本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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