分解できる可搬仕様の電子オルガン(正確には、デュアルマニュアルキーボード:商品名D-deck)が嫁入り?することになりました。
約10年もの間、幾多の過酷な現場や海外での演奏も嫌な顔一つせず、一緒についてきてくれた大事なパートナーです。
使用したいモデルが常設されていない会場で電子オルガンのコンサートを開こうと思った場合、運搬の費用と労力がネックとなるのですが組み立て分解でき、比較的重量も軽く乗用車に気軽に乗せて運べるこの画期的なモデルが出て、その点が大きく改善されました。
それまでは、コンサートの度に楽器店さんからレンタルし運んでもらったり、父が運転するトラックや赤帽さんに電子オルガン(+スピーカー
など音響機器や演出照明機材)を運んでもらって、積み下ろしは主催者スタッフさんにも手伝ってもらってということをしていたのです。
僕のように音楽教室や楽器店、電子オルガン科のある音楽専門学校・大学など電子オルガンが常設されている環境や楽器店・メーカー提携のコンサート・イベントやいわゆる業界向け以外のフィールドでの演奏の仕事が多いプレーヤーにとっては、ベストマッチなモデルでした。
今日、オークション仲介をお願いしている友達とも話していましたが、過酷な使用にも耐え、経年劣化による部品交換以外、10年間大きな故障がなかったことは、改めて楽器メーカー(YAMAHA)の技術の素晴らしさ、確かさ、日本のモノづくりの真髄を感じます。
僕の事務所の備品としては卒業ですが、新しく出会う第2のオーナーさんとは余生をゆっくりと幸せに過ごしてもらいたいです。
寂しい気持ちもありますが、感謝の気持ちでいっぱいです!!
ありがとう!電子オルガン!!
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