劇団キャラメルボックス「無伴奏ソナタ」の千秋楽公演を鑑賞してきました。「芸術ではなくエンターティーメントです。」と開演前にプロデューサーの挨拶があったので楽しい喜劇かと想定していましたが、全然違いました。「そんなー極端な!悲し過ぎるー!」という展開が満載でした。SF短編小説を舞台化した作品だそうです。
生後6ヶ月で音感リズムテストを受け、天与の才能を認められ、わずか2歳で両親と引き離され社会と隔絶した森の中の一軒家で作曲家として育てられる主人公のクリスチャン。一緒に観ていたお嫁さんは、「クリスチャン、歌っちゃダメ~!」とハンカチを持ちながら号泣でした。僕は、物語に登場する森の中でクリスチャンが作曲する時に演奏する鳥の声、川のせせらぎなど何の音も出せるという不思議な楽器が電子オルガンに思えてならなかったです、、、、。設定は、ありえないファンタジーなのですが、ワンクッションおくと、なぜか現実世界や日常生活にリンクするようなリアリティもあり、心に残りました。
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