2017年7月15日土曜日

競技用音楽

大会で使用する音源のご相談にナゴヤゴールデントワラーズの服部あや子先生が事務所にお越しくださいました。バトントワーリングの大会や選手権で使用する競技用音楽は、一般的に3分とか規定時間があり、作品のテーマに合わせて市販の曲を選曲・編集し使用することが多いのですが、編集するだけだと演技とマッチしない場合があったりするのでご相談にいらっしゃいます。
  具体的には、もとの曲には入っていない音や音楽を追加したり、逆に抜いたり、曲によって基本音量が調整が違ってバランスが悪かったりする場合は再調整したり、テンポやキーを変更したりという感じです。 また、選曲や曲と曲のつなぎを、より音楽的になるようアドバイスさせて頂くこともあります。


 打ち合わせでは服部先生とバトンの技の話もしていました。「トス」と言ってバトンを高く空中に投げ放つ技があるのですが、投げ放した間にスピンを3〜4回転しキャッチし、バトンをキャッチするという華麗で印象的なシーンについて色々質問していると、「キャッチ」がかなり大変なのだそうです。
確かに金属のバトンが空中から凄い勢いで回転しながら落ちてくるわけですから、キャッチするだけでも大変なのが想像できますね!

それをスピンしたりターンしながらキャッチするのですから、凄すぎですね!!
キャッチの種類もいくつかあるそうですよ。
上級者の演技やプロのトワラーは、まるでバトンが手に吸い付くかのように、美しく自然にキャッチされます。



 他にもエクスチェンジと言って団体競技でバトンを空中に振り投げ交換しあう技があり、演技クライマックスの大技として「ビューン、ビューン、ビューン」と畳み掛けるように何本ものバトンが空中に飛び交うシーンをよく全国大会でも見かけますが、この技も相当計算しポイント目がけて投げないと空中でバトンがぶつかってしまうそうです。
あとイリュージョンという技も難しい技なのだそう。
瞬きしたら見損ねてしまうくらい一瞬の技も相当な練習が必要なのが素人の僕でも推測できます。(汗)

バトントワーリングの演技紹介ムービーリンクはこちら(解説アナウンスあり)

そもそもバトンと本格的に関わるようになったのは、全国大会入賞常連校の関商工吹奏楽部バトン部の吹奏楽部との合同定期演奏会(於:関市文化会館大ホール)で電子オルガンでバトン演技と共演させて頂いたり岐阜県大会のゲストで電子オルガンを演奏させて頂いたのがキッカケです。

顧問&指導者の三島先生には、今でも大会で時々お会いしご挨拶させて頂いています。関市立関商工高校バトン部のコーチとして指導されていたのがナゴヤゴールデントワラーズのスタッフの先生でした。
当時は、現在のようにバトントワリングの世界とたくさん関わるようになるとは思っていませんでしたね。


同日に東京のバトンスタジオからも音源の相談の郵便が届きました。この時期は、大会準備期で競技音楽のご依頼が集中し、大変ですが、体に気をつけ頑張りたいと思います。



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