2023年1月30日月曜日

多治見少年少女合唱団公演無事修了!!

 








ありがとうございました。岐阜県多治見市バローホールで開催された多治見少年少女合唱団の公演での演奏が無事に終了しました。

感染対策について専門家からアドバイスを受け開催されました。


僕は、中津川少年少女合唱団も賛助出演された第1部『トトロの森』で、織部焼など陶磁器(セラミック)のまち多治見にちなみ名付けられたアンサンブルセラという小編成オケに加わって電子オルガンを演奏させて頂きました。


 原曲のサウンドに忠実にというご要望があり、原曲を深堀りしてみるとシンセサイザーで採り込み加工されたインドネシアのガムラン風の音やアフリカのカリンバ、インドのタブラ、ピグミー民族の声など世界中の様々な音が使用されていました。


この頃のジブリサウンド(ナウシカ、ラピュタ、トトロ)は、当時発売されたばかりの伝説のサンプリングシンセサイザー:フェアライトCMIが使用されていました。

当時の洋楽でも聞かれる80年代を代表するサウンドです。(ジャン!というオーケストラヒットの音が特に有名です。)


作曲の久石さんはジブリの世界観は日本だけにとどまらず世界共通の真理に繋がると考えられ、このシンセサイザーでサンプリング(録音→加工)された様々な国の音が散りばめられていることがわかりました。また一部の曲では一聴すると生のオーケストラの音もあえて一端シンセに取り込み加工編集して使用されていました。


まるでミルフィーユのように幾重にも緻密に重なる音を紐解き注意深く聴いていると「なるほど!」と点と点が繋がり、こう演奏してほしいと音が語りかけてくるようで『見えた!』というような感覚と関わられたエンジニアさんやスタジオスタッフさんの情熱のようなものも感じ感銘し、敬意を持って作業を進めました。


今回の公演では、当時使用されていたビンテージシンセサイザーの音世界を最新の電子オルガンでどこまで迫れるか自分なりに探究しました。


 「ウッドブロックの音→木の音→ドングリの転がる音。」「風の通り道」のミニマルフレーズは自然からのテレパシーなんですね⁉︎といった具合に最終的にはリアリティの追求というよりはイメージやアイデアル(理想)を音作りに反映させていたと思います。


子ども達の清く美しい歌声を聴きつつ共に電子オルガンで世界の楽器の音を奏でながら、平和を願わずにはいられませんでした。


出演者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。

益々のご発展を祈念しております。(写真はリハーサルの様子から。)

フェアライトCMIシンセサイザー
サンプリングシンセの元祖。
当時の発売価格は1000万くらい。




2023年1月14日土曜日

音声分離






ジャズピアノレッスンを受講されてみえる生徒さんから練習用のマイナスワン音源がなくて困っていると相談を受けて、試しに『音声分離』無料フリーソフトで、バンド形態で演奏されているCD音源をパート分解してみたところ、、、。あらまあ、キレイにパート別に分解されてしまいました。

今までも、歌だけ削ってカラオケ音源つくるソフトやアプリとかはありましたが、技術の進歩はスゴイですね。(汗)


洗濯物を干して、たたんで、タンスにしまってくれるとこまでサラッと全自動でやってくれるようなインパクトと爽快感⁈マグロの解体ショーのような鮮やかさ⁈(例えがおかしい😆)


僕は、『どうせ大したことないんじゃないの?🙄』『でも、ものは試し!🤔』と半信半疑でしたが、そんな気持ちも『嘘、もう、やだねえ。😵』と跡形もなく打ち砕かれた感じです。


なんでも、AIで音源を解析しパート分解するそうです。

一般販売されている有料ソフトのものは好きなパートのみ再合成し書き出しとか、もっと色々できるかもしれませんが、無料でここまでできるのは正直ビックリしました。

もちろん曲や編成によっても精度にバラツキが出るでしょうが、今回の案件にはピッタリフィットしました。

写真は、ベースのみ、ドラムのみ、ピアノのみと分解しパートごとに再生しているところです。

2023年1月7日土曜日

名古屋中国春節祭









新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年の仕事始めは4日の音楽教室のレッスンからスタートでした。

本日7日は、野外演奏の仕事でした。6日〜9日にかけて栄エディオン久屋広場特設ステージで開催されている名古屋中国春節祭ステージ公演プログラムゲストステージでのサポート演奏でした。

サポート演奏を担当させて頂いたのは、NTPホールディングスグループのカリスマ社長としても知られるテノール歌手:世歌勲(セカイ)さんと、中国からの友情出演として参加されたソプラノ歌手:林純晶(リンジュンショウ)さんです。

ニューイヤーコンサートにふさわしいオペラ『椿姫』より乾杯の歌やオリジナル曲、カンツォーネなどを演奏しました。


春節祭はこれまでにも何度か出演させて頂きましたが、屋外開催は久々で(昨年はセンチュリーホールでの劇場公演でした。)、ステージもバックに大型LEDビジョンを配置し中継映像を流したり動画を合成するなど、演出もパワーアップしていました。

イベントは、昨日から開催されていたので搬出入経路の動線、楽器の仮置き場確認やモニターなど音響確認のため下見に来ていたのですが、昨日より出演者の人数も人手もすごくて。控え室もごった返しでした。やはり事前に下見に来ておいて良かったです。
心配していた天気も晴れすぎず、曇りすぎずで良い天気に恵まれ感謝です。

出演者の皆さま、スタッフの皆さまお疲れさまでした。


栄・久屋大通をキャンピングカートで分解した電子オルガンを移動中の図。