2015年6月28日日曜日

輪音館コンサートリハーサル

ゲストとしてお招き頂いている7月の輪音館(瑞穂区)コンサートに向けリハーサルを行いました。10周年ということで、生徒さんとのコラボを中心に演奏させて頂くため、事前に輪音館に伺いオルガンとの合わせ稽古&特別レッスンをさせて頂きました。練習用CDを作成、事前に配布し練習をして頂いていますが、やはり実際の演奏とはテンポ感やダイナミクス違うため編曲の意図などの説明とともにイメージを伝え、一緒に演奏すると歌声や演奏もより豊かなものになった気がします。僕のオリジナル曲「We are the stars」も最後に合唱して下さります。今日はその合唱を聴かせて頂きましたが、皆が本当に一生懸命に練習してくれていて、とても嬉しかったです。曲についても、「難しい曲だけど、皆、気に入っている」とのことで、そのことも僕には嬉しかったです。色々なプロジェクトが重なり大変ですが体に気を付けて頑張りたいと思います。
音楽教室「輪音館」ホームページ










輪音館10周年記念コンサート・エンディングで子ども達による下記ナレーション版の詩の朗読とともに合唱版として僕のオリジナル曲「We are the stars.」を初披露して下さります。
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2015年6月26日金曜日

「時代を超えて」制作秘話&エピソード2~イラスト編~

今回のブログ投稿は、いよいよ「時代を超えて」制作秘話&エピソード2~イラスト編~です!
前回の作詞編で、作詞をする過程で、太陽のイメージが浮かび、そこから発展し五大をイメージさせる景色が浮かんだことをお伝えしました。今回の作品で絵師(イラストレーター)さんに要望としてお願いしたことは、この太陽のイメージと五大のイメージをイラストとして表現してほしいとお伝えしました。
口で説明すると難しくなるため、僕が何となく頭に浮かんだイメージをスケッチし絵師のお二人にメールで送りました。送ったスケッチは下記のような非常に稚拙なものです。
我ながらヒド過ぎる、、、。
 





















上記のスケッチでは、五大の<地>を大地、<火>を太陽、<水>を大河、<風>を風になびくカイトの衣装、<空>を大空が示しています。今回の作品では、「時代を超えて」というタイトルが表す通り時間の流れが作品構成の一つの重要な要素になるため、時間軸の違う絵をタッチの違う作風の絵師さんに2枚描いて頂きました。 楽曲前半用として描いて頂いたトネリコ様の作品では、夜明けの太陽と満点の星空が、楽曲後半用として描いて頂いた深山海様の作品では沈む太陽とその色に染まる大空を描いて頂きました。

実は、この時間帯の違う太陽や背景にも意味が込められていますのでご説明します。心象風景についてですので非常に主観的な内容を含みます。ご容赦下さい。


↑満点の星空と日の出が共存する空。特別な場合は除き実際にはありえないと光景と考えていますが、あえてリアリティを覆してもこの景色をお願いしたかったのは、光と闇が交わる瞬間、つまり<陰陽とその調和>を背景イラストとして表現してほしいという想いがあったのです。相反する性質も、実は相互に関連し助け合うという事象を自然が知らせてくれているという意味が込められたイラストとなっています。コンピューターグラフィックスによる背景の緻密な描きこみが、まるで実写のようなリアリティで表現されています。大きく描かれたカイトと大自然のダイナミックな遠景背景という難しい構図と遠近感をとてもうまく描いて頂きました。
















↑日没寸前の太陽ですが、僕が好きなゴッホの「種まく人」の構図にも何となく通ずるものがあります。(注:構図は僕が要望したものです。)「種まく人」と決定的に違う点は、人(カイト)が太陽の方を向き太陽の光を浴びている点です。この点に重要な意味があります。夕日に照らされて、大地も大河も空も人も、その太陽の色に染まる瞬間。それは、自然の全てが繋がり一つであるということを感じさせてくれる瞬間です。そんな感動的な瞬間を作品として感じてほしいという願いが込められています。水彩画でありながら、「生」の力強さが感じられ、水彩ならではのぼかし技法が作品に独特の風合いをもたらしています。また、キュビズムを想起させる背景の岩肌の荒々しく野生的なタッチが作品にアクセントを与えています。そして太陽をイメージした深山さま考案の衣装とギターがとても独創的です。ブルーがテーマカラーのカイトと太陽の色に染まるカイトという難しいテーマを見事に表現して下さりました。


この2枚のイラストが完成するまでには、構図や背景設定、カイトの衣装、表情、奏でる楽器、演奏の手さばき、配色など非常に多くのやりとりがあり、絵師さんには非常に多くの労力をかけ描いて頂きました。僕の要望に寄り添い耳を傾け素晴らしいイラスト作品を描いて頂き、心より感謝申し上げます。

下記は、ラフスケッチなど完成までに検討案として頂いたサンプルです。
<トネリコ様サンプルの一部>










<深山海様のサンプルの一部>











いかがでしたでしょうか?イラストに込められた意味や願いを知って頂くことで、また違って視点で動画を鑑賞できるのではないかと思っています。 さて、次回の「時代を超えて」制作秘話&エピソードは、作曲&アレンジ編をお送りする予定です。お楽しみに!! 下記は、今回ご協力頂いたイラストレーターさんの関係サイトです。
本当にありがとうございました。

トネリコ様関連サイト


深山海様関連サイト

2015年6月25日木曜日

リクエストアンケート

周年事業音楽鑑賞会として電子オルガンコンサートを依頼されている市内某小学校から、全学年対象にした「演奏してほしい曲」のアンケート結果が届きました。
ショッキングだったのは、学年ごとの集計でしたが低学年、高学年を問わずボカロ曲が必ず1~3曲ほど上位にランクインされていることでした。(もちろん低学年だと妖怪ウォッチとか定番アニメソングもランクインです。)

 ランクインされているボカロ曲には、とにかくハイテンポで歌詞の内容も僕にとっては「なんじゃこれは?!」というエキセントリックな曲もあります。

 ボカロというと、僕の周りでは口に出さなくてもやや冷ややかな態度になったり、引かれるケースがあったり、一般的には、まだまだ一部のコミュニティでの人気、アンダーグラウンド、オタッキー、サブカルチャーなイメージだと認識していましたが、固定観念を持たない現在(いま)の子ども達にとってはスタンダード&クールなのだと認識しました。

 ボカロの曲でなくても、リクエストにランクインしている曲は、歌詞テロップがないと歌詞が早すぎて聞き取れない楽曲も多数あり、楽曲の存在は知っているもののこれは自分には縁のない、ほど遠い世界だと避けてきたのを猛省したのでした。
自分の価値観をぶち壊された感じですが、音楽を提供する側の人間である以上、この現実を受け入れざる負えないないと感じています。トホホ、、、。

 これまでにも周年行事、芸術鑑賞会、音楽鑑賞会など小学校でコンサートをさせて頂く機会を頂きましたが、全学年対象の場合、6年という児童の年齢の幅が大きいため選曲には悩みます。また、この学校では、新しい試みとして子どもが書いた歌詞に僕が曲を付けボカロ(初音ミク)に歌ってもらうというコーナーの要望もあります。時代の変化のスピードにオロオロしている自分がいます、、、、。

2015年6月23日火曜日

音響さんとの打ち合わせ

10月に控えているイベントに向けて音響スタッフさんと打ち合わせをしてきました。近年、演奏や作曲の依頼のみならず担当するイベントに関わって頂く音響や照明など各種スタッフさんへの依頼、交渉を主催者やプロデューサーさんから頼まれることも多くなってきました。 
 音響さんと一口に言っても、得意分野、所有機材、会社員勤務かフリーなのかなど様々です。例えば、ピアニストでもクラシックピアニストとジャズピアニストで奏でる音楽が全く違うようにその仕事ぶりに個性があり、イベントの方向性やジャンルによってお願いする業者さんも違ってきます。  
 本番の日になって「こんなことは聞いてなかった~」と大炎上にならぬよう、関わるスタッフが多ければ多いほど打ち合わせを綿密にする必要があります。 1つのイベントやプロジェクトをスムーズに開催するには、目に見えない本当にたくさんのプロセスがあることを実感する今日この頃です。  勉強の毎日です。
今日は、ワイヤレスピンマイクや使用する機材の選定についても話をしてきました。

題字

オリジナル曲「信長が翔る!」の題字(タイトルロゴ)を作って頂きました!!この曲は、僕のコンサートレパートリーの中では、人気のある曲の一つになっていますが、音楽にあわせた映像作品も作りたいと思っていてNHKの大河ドラマ風な題字をいつか書いてもらえたらと思っており、今回その夢が叶いました!僕の要望に耳を傾け下さり素晴らしい題字作品を作って下さった渡辺美里さまにはこころより感謝申し上げます。文字だけでなく、カラーリングや画像処理までして頂け本当に助かりました。これからのコンサートや動画配信で大事に使用させて頂きます。

渡辺美里さまのホームページ 粧文(しょうぶん)→http://www.shoubun-works.com/about-montauk/



 







2015年6月21日日曜日

機材レンタル返却&打ち合わせ

今日は、レンタル依頼を受けていた特殊効果機器(レーザー光線&スモークマシンや紙吹雪吹き上げマシン)の返却のためNPO法人リトミックGifu出崎事務局長さんがみえました。250名程度の親子が参加した教育委員会主催子育てイベントの劇で使用されたそうです。
学校公演など電子オルガンのソロ演奏時の為に少しづつ備品として購入した照明や特種効果機材ですが、近年では地域のイベント、催事をはじめファッションショーやミュージカル、演劇、文化系部活動定期公演、様々なNPO団体や企業様にレンタルさせて頂くようになりました。
レンタルしている機材は、シンプルで簡単な操作性、家庭用電源で使用できる、比較的コンパクトで普通乗用車でも運搬できる重量と大きさなどを基準に選定を行っています。(一部例外あり。)
固定観念にとらわれずアイデア次第で様々なシーンでお使い頂けるかと思います。

サンプルムービ−1→https://www.youtube.com/watch?v=6WZ0J1ReR-Y
サンプルムービー2→https://www.youtube.com/watch?v=yDyp-89rg44


「嬉しかったのか子ども達が興奮しすぎて大変でした〜」とのこと。僕も小学校コンサートで低学年対象プログラムの時に床に映るミラーボールの光を手でとろうとしたり熱狂的に興奮する子どもがたくさんいて思わぬ反応にビックリしたことがあります。→https://www.youtube.com/watch?v=K6I2MS2bMPQ
レンタル機材のページはコチラ→http://masanoriyasui.com/temp.html
「予算厳しめだけど何とか盛り上げたい!!」「今日の発表会は特別なものにしたい!!」など様々なご要望にお答えしておりますのでお気軽にご相談頂ければ幸いです!!

そんなこんなで、引き取り作業や雑談をしていると出崎事務局長さんの携帯に1本の電話が、、、。
とあるイベントで映像機材レンタルとオペレートの相談が舞い込んだらしく、僕の事務所の映像機材演出機材(ビデオミキサー&ロングケーブル&CCDカメラなど)をレンタルすることを即断即決!
「機材返却しにきたのに、機材を借りに来たことになったー。」と。
僕も大慌てで引き渡し機材の準備をしました。急いで準備したので忘れ物がないか心配です(汗)。

機材引き取り&引き渡しの後は来年のミュージカルの打ち合わせでした。舞台関係での音楽作りは照明や映像、振り付けなど他の担当スタッフさんとの連携もあるため新しい提案をする場合は、早めに打ち合わせする必要があるのです。











NPO法人リトミックGifuダンスと青春をテーマにしたミュージカル公演の様子
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2015年6月19日金曜日

「時代を超えて〜オープニング・ナレーション〜」動画完成!!

ありがとうございました。「時代を超えて時代を超えて〜オープニング・ナレーション〜」動画が完成しました。原曲のPVではナレーションを入れると、どうしても音楽動画作品としては時間が長くなってしまうため、あえてナレーションを入れませんでしたがオープニング部分のみのナレーション入り動画を作りました。やはりナレーションが入ると雰囲気がでますね!!低い声が持ち味の森崎さんの渋い声が響き想像力をかき立ててくれます。森崎さん、ご協力頂き本当にありがとうございました。原曲の動画だけでなく、ぜひこちらの動画も視聴してみて下さいね!!!!尚、この動画を編集し、ナレーターがいないライブ演奏時にも活用していければと思っています。



ナレーション:森崎タテワキ氏 動画:せがわんだふぉー氏
サムネイルイラスト:深山海氏 イラスト:トリネコ氏
音楽・脚本:なごやっ子P(安井正規)

<時代を超えて~オープニング・ナレーション~>
古(いにしえ)の時代より人々は、自然へ畏敬の念を抱き神の存在を感じてきた。

地- 大地・地球を意味し、固い物、動きや変化に対して抵抗する性質。
水- 流体、無定形の物、流動的な性質、変化に対して適応する性質。
火 - 力強さ、情熱、何かをするための動機づけ、欲求などを表す。
風- 成長、拡大、自由を表す。
空-天空・大空を表し何も妨げるものがないすべてのものの存在する場所。
 
これらは、五大と呼ばれ宇宙を構成するとされる要素である。

 現在・過去・未来を往来する伝説の吟遊詩人カイト この作品は、カイトが時代(とき)をこえ全ての人々に問いかけ、祈り捧ぐ人間賛歌である。

2015年6月18日木曜日

「時代を超えて」制作秘話&エピソード1~作詞編~

今回のブログ投稿は、このところ、色々な作業に追われ中々アップ出来なかったボカロ曲「時代を超えて」の制作秘話&エピソード1~作詞編~です。

「時代を超えて」は、もともと僕がコンサート用に作曲した歌なしのインスト曲です。まず、そもそもどうしてこの曲に歌詞を付けボカロ曲にしようかと考えたかという経緯をご説明します。

 前作の「We are the stars.」は、「歌になるといいね!」という要望があったわけですが、その過程で研究のため巷にあふれているボカロ曲をインターネットで検索していたのです。するとボカロ作品には「民族調」というジャンルというかカテゴリーがあり、民族音楽のテイストを織り込んだユニークな作品がたくさんアップされていてCD販売されていたり一定のファン層がいることを知ったのです。    
*ボカロ民族調楽曲とは?

<↓下記の動画はボカロ民族調曲のサンプル動画です>
             


 こうしたボカロ民族調曲を視聴した自分は、もしかしたら「時代を超えて」も歌詞を付けて「民族調ボカロ曲」として発表できるかも?と思ったのがきっかけでした。
しかし、この曲(時代を超えて)は、一般的な歌曲と違い楽曲構成がイレギュラーで、そもそも歌にはそぐわないのではないか?という不安もありました。

ボカロ界隈では、インターネットによるサークルコラボ活動として作詞をしてくれる人もたくさんいるようですが、顔合わせせずメールのみで打ち合わせするのは難しいのではないか?と思い、1度は会って打ち合わせが出来、作詞してもらえる人を探していました。

 できれば名古屋近辺でと色々探していたらボカロ&DTM教室やドラム教室も併設されているスタジオG-life Musicさんで作詞依頼も引き受けているとの記事を発見し、担当スタッフのGGGさんに早速相談しました。
民族調という、ややコアなジャンルで引き受けてもらえるか心配しましたが、初めてのジャンルだけれどもぜひ、お引き受けしたいということで話が進んでいきました。

 作詞に関しては、僕が作曲したイメージがあるため、僕が曲に対して思い浮かぶ言葉を伝え、その言葉を基にまず仮詞を作ってもらいました。
お伝えした言葉は下記です。

荒野、遥かなる大地、地平線、高鳴る鼓動、望郷、古代、孤高、浪漫、
旅路、吟遊、世界の果て、軌跡、天空を仰ぎ見て、摩天楼、大都会、時空、時代、情熱、哀愁の旋律、まほろば、悠久、、、など


また、何となく浮かんでいる漠然としたイメージは、「現代に生きる自分が遥かなる世界にロマンを抱き想いを馳せる、、、、。」とお伝えしました。


曲途中の「ディビディビダ~」というスキャットは、この時点で要望として決まっていました。



1~2週間程度で仮歌詞2パターンのサンプル案を作成して頂き、僕の心に響く方の案を選択させて頂きました。


この仮歌詞を何度も読み、自分のイメージとすり合せ作業を行いました。この作業で、だんだん漠然としていたイメージが鮮明になっていきました。まず、映像として太陽が浮かんできました。この太陽のイメージは、世界万国で信仰されていたり神話になっているイメージに近いものです。(エジプトのラー、ギリシャ&ローマ神話のアポロン、日本では天照大御神、大日如来など)
この太陽のイメージから楽曲のサビ部分の歌詞「日はまた昇る、明日へとつなぐ 哀しみさえ情熱の火にかえて」という一節が浮かびました。

この一節からインスピレーションとしてある景色が浮かんできました。大河のイメージ、大地のイメージ、風のイメージなどです。子どもの頃から大好きだった絵画の一つ画家ゴッホの名作「種まく人」も浮かんできました。

「 はて?もしやこれは、火、水、地、風、空など宇宙を構成する五大要素のイメージではないか!?」と感じ五大をイメージして後半続きの歌詞を完成させました。
それまでの僕は、ハッキリ言って五大の意味について考えたことすらありませんでした。浮かんだ光景と五大の言葉の持つイメージがなぜかリンクし、思わずハッとしたのでした。

以上の流れで、まず仮歌詞を作って頂き、前半はGGGさんの歌詞、仮歌詞をトリガーに後半を僕が作詞し完成した共同作詞作品となりました。このような理由でクレジットは、GGG&なごやっ子P(安井正規)となっています。

作詞作業は、作品世界観そのものを作る重要な要素ですが、曲が最初にできていて、提示された言葉のイメージやその音に合わせて言葉をあてはめ詩を紡ぐのはとても大変な作業だった思います。ご協力頂いたGGGさんには心より感謝申し上げます。

おかげで、「曲もカッコいいけど歌詞もいいね!!」などお褒めの言葉も多数頂いています。また、ボカロ曲など紹介をされている「花楽」さんのサイトでも楽曲動画アップしてから、すぐにご紹介下さりました。まったく面識ない方のブログでしたが、ステマ(やらせ)とかでなく、こうして取り上げて下さりとても嬉しかったです。また、前述のG-life musicの佐藤先生のブログでも取り上げて下さっています。

花楽さんのブログ
G-life music講師の
佐藤先生のブログ

いかがでしたでしょうか?歌のない楽曲の漠然とした抽象的イメージから作詞をする過程で世界がハッキリ見えるような感覚は、なんとも神秘的な感覚でした。
次回は、イラスト編です。動画に登場するイラスト完成までのメイキングをお伝えできればと思っています。お楽しみに!!!



 

2015年6月16日火曜日

サウンドオブミュージック

依頼を受けている輪音館の7月のコンサートに向け、「サウンドオブミュージック」楽曲の伴奏アレンジ作業に取り組んでいます。「サウンドオブミュージックならピアノ譜が出てるし、それ見ながら適当に音色作って即興で弾けばいいんじゃないの?」と思われる方もみえるかもしれませんが、仕事として依頼を受け、お引き受けする場合にはちゃんと楽譜をおこし、編曲作業を行います。

なぜならピアノ譜では、右手で演奏するように書かれていても、時には左手、足鍵盤で演奏する場合があったり、和音の重音奏をあえて割愛しメロディー(単旋律)を叙情豊かに歌うことに専念できるよう編曲する場合があるためです。また、重要な要素として音色の設定や切り替えがあり、音色設定の効果が最大限生かせるよう上下ペダルの各鍵盤への再配置を行わなければならないからです。
音色の設定は、まるで下書きに色を付ける作業のようです。ソロ部分もありますが、主に歌やピアノとのアンサンブルとして演奏するので共演者が引き立つよう計算しながら音色を設定していきます。

こうして出来上がったのが下の写真の楽譜です。丸で囲まれた数字の表記が音色を切り替える箇所になります。
確認のためYouTube動画で原曲を視聴しましたが、改めて素晴らしい楽曲、緻密で壮大なオーケストレーションに感銘しました。良い演奏になるよう頑張りたいです。
↑自分が演奏するための電子オルガンの楽譜は、パソコンではなく手書きです。
修正しようとするたびにパソコンを起動する必要がないからです。


↑サウンドオブミュージックの名曲。オーケストラアレンジも、よく聞くと新しい発見があります!!


2015年6月12日金曜日

熱田神宮緑陰教室打ち合わせへ

熱田神宮緑陰教室打ち合わせへ伺ってきました。
緑陰教室は、夏休みの3週間に愛知県内を中心に様々な地域の700名をこえる小学生が参加するという大規模な林間学校です。

昨年に引き続き本年も特別授業として全学年の児童を対象に電子オルガンコンサートをさせて頂くことになりました。打ち合わせ会場の宝物館には写生大会の絵が展示してありました。僕も子どもの頃、熱田神宮写生大会に行っていたので懐かしい気持ちになりました。境内を歩いていたら何と亀に遭遇!!鶏はよく歩いていたけど亀は初めてです。いい事あるかな?!


追記 Facebookのコメントで熱田神楽保存会の石川会長さんから「遭遇した亀は蓬莱伝説のカメですか?」という質問がありました。早速、蓬莱伝説調べてみました!!!

あつた蓬莱伝説

こんな伝説があったのですね!!もし伝説の亀の化身だったら何とありがたいことやら。
それはさておき、地元に住んでいても知らないお話でした。勉強になりました。

ところでFacebookですが、たくさんの方から友達申請を頂いています。僕としましては、現在のところ、SNSでのやりとりに失礼や不備があってもいけないため、電話かダイレクトメールで申請申し込みの確認をさせて頂いた方を対象に申請を受理させています。何卒、ご理解頂きますこと宜しくお願い致します。



昨年のコンサートの様子
緑陰教室の様子




2015年6月10日水曜日

バトントワーリング音源製作打ち合わせ

ナゴヤゴールデントワラーズの渡辺先生がみえコンテストのための音楽についての打ち合わせを行いました。電子オルガンを使用して即興演奏をしながら音楽のイメージやアレンジを色々なパターンで具体的に提案・説明し、方向性を決めました。良い作品になるよう頑張りたいです。明日は、リトルスターズの佐古先生との打ち合わせです。プロジェクトが重なり追われる日々ですが、体調に気を付け頑張りたいです。

 



2015年6月6日土曜日

オリジナル曲「時代を超えて」YouTubeアップ!!

ありがとうございました。男性ボカロ:カイト版「時代を超えて」をアップしました。制作に関わって頂いたスタッフの皆様には心より感謝申し上げます。今回の作品は、五大(地・水・火・風・空)をテーマにフォルクローレやフラメンコのテイストを織り込んだ民族調の作品になっています。ぜひ、ご覧頂ければ幸いです。尚、制作秘話&メイキングをこのブログでお伝えしようと思っています。お楽しみに!!

2015年6月4日木曜日

ボカロ曲

以前、ミュージカル用の曲として作曲した「地球の鼓動」を初音ミク版でアップするための打ち込みを開始。環境問題をテーマにした曲です。
いずれは、学校公演などでライブ発表できればと思っています。
動画師(映像を作るクリエーターさん)さんに音源を送らなければならず少し焦っています。
そういえば中学生時代に初めてコンクールで発表したオリジナル曲も「大自然〜地球の為に〜」という環境問題をテーマにした曲でした。
中学生の時の曲ですが、楽譜も書かずに作った曲で今でも弾けと言われれば演奏できる思い出のある曲です。
今は無き名古屋港湾会館で開催された暑い夏休みの大会でしたが会場投票で決めるベスト人気賞という賞を頂き、大きなトロフィーを頂いたことが嬉しく思い出に残っています。色々なプロジェクトの準備が重なり、大変ですが身体に気を付けて頑張りたいと思います。



↑オリジナル曲「地球の鼓動」を歌う子ども達(リトミックGifu公演より)